【特集2】
AI(人工知能)による制御で、効率的なエネルギー利用を支援する
ホーム・エネルギー・マネジメント・システム

写真:地球環境保護に貢献する京セラのファインセラミック技術

年々、太陽光発電システムの設置が広がり、日本におけるエネルギーリソースの中でも太陽光が重要な電源のひとつとして認められるようになってきました。
また、2020年以降の温暖化対策を定めた国際協定である「パリ協定」が批准され、改めてCO2削減は世界共通の目標となりました。一方、「RE100」と呼ばれる、事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟するイニシアチブが立ち上がるなど、国際社会における再生可能エネルギーへの期待とニーズは年々高まっています。

しかしながら、発電した電力を電力会社などが高く買い取る「固定価格買取制度」(フィードインタリフ制度、通称FIT)では、導入先進国のドイツをはじめ、スペインやイタリア、そして日本などで、システム価格の低下にあわせて「電力買取単価」も年々低下し、逆に買取費用として配分される「再エネ賦課金」が上昇するなど国民負担割合が大きくなっています。
今後、制度が終焉していく中で、再生可能エネルギーの利用価値や方法は、新しいステージに移行していくものと考えられます。

京セラのHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメントシステム)

今後は、太陽光発電で創った電気を蓄電システムに蓄えたり、エコキュートでお湯を沸かすなどして、エネルギーを効率的に利用する自家消費型住宅が広がることが予想されます。京セラのHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメントシステム)「ナビフィッツ」は、AI(人工知能)※1を搭載し、天気予測や電力消費パターンなどから、太陽光発電量や電力消費量を試算し、状況に応じて蓄電システムやエコキュートなどの機器を自動制御することで、電力を無駄なく有効活用し、エコで賢い暮らしをサポートします。

※1.AI機能は2017年8月に予定するアップデートにより利用可能となります。

写真:ホーム・エネルギー・マネジメントシステム

対応する蓄電システムの開発

HEMS「ナビフィッツ」のAI制御に対応する蓄電システムとして、6.5kWhの容量を持つ「リチウムイオン蓄電システム」マルチDCリンクタイプを製品化しました。
この商品の、「マルチDCリンク」という名前は、太陽光発電の電力をDC(直流)のまま、蓄電システムへ効率よくつなげ充電できるタイプという意味です。これによって、長期信頼性の高い京セラの太陽光発電システムからの電力を、HEMS「ナビフィッツ」がコントロールし、ダイレクトに「マルチDCリンクタイプ」の蓄電システムへ充電、そして放電するシステムが完成することとなります。

マーケティング部門の声

写真:煤センサー素子 開発部門担当者

新型のHEMS「ナビフィッツ」なら、天気予測データと蓄積したお客様の生活データより、翌日の太陽光発電の発電量と、必要となる電気使用量を予測し、自動で機器の制御を行います。
太陽光発電で余った電力を充電することや、エコキュートで活用するだけでなく、通常購入する電力単価が高い時間帯に、蓄電池から放電するようコントロールすることで、電気代やその量を賢くセーブすることもできます。AI機能を最大限活用することで、家庭での電力使用量の削減と新しいエネルギー社会の実現に貢献できればと考えます。

   
 
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