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時間当り採算制度


ここでは、京セラで運用している管理会計制度「時間当り採算」について、その計算方法を説明します。

下表は、部品事業の製造部門における簡略化した時間当り採算表の一例です。

項 目    
総出荷 A 650,000,000(円)
社外出荷 B 400,000,000(円)
社内売 C 250,000,000(円)
社内買 D 220,000,000(円)
総生産 E 430,000,000(円)
控除額 F 240,000,000(円)
差引売上 G 190,000,000(円)
総時間 H 35,000(時間)
当月時間当り I 5,428.5(円)
時間当り生産高 J 12,285(円)

社外への出荷金額にあたる「社外出荷(B)」4億円と、社内にある他のアメーバへの出荷金額にあたる「社内売(C)」2億5000万円を合計して、「総出荷(A)」6億5000万円が算出される。この総出荷から、社内の他のアメーバから部材などを購入した金額「社内買(D)」2億2000万円を引いて、製造アメーバの収入を表す「総生産(E)」4億3000万円が算出される。

アメーバの儲けである「差引売上(G)」は、「総生産(E)」4億3000万円から、アメーバの労務費を除いたすべての経費合計である「控除額(F)」2億4000万円を差し引いて算出する。したがって、その差である1億9000万円がこのアメーバの差引売上、つまり付加価値に相当する。これを「総時間(H)」3万5000時間で割ると、「当月時間当り(I)」が5428.5円となる。

このようにして「時間当り」を算出することにより、各アメーバは、自らが一時間当りに生み出す付加価値を正しく認識し、この採算指標を高めることを経営活動に反映させている。
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