稲盛和夫研究

京セラの歴史を学ぶ

稲盛が創業した京セラの歴史を学ぶための基本文献をご紹介します。

心の京セラ二十年

タイトル 心の京セラ二十年
著者 青山政次
出版年 1987年
体裁 四六判 上製 613p
定価 非売品

解説

京セラ第2代社長・青山政次が自ら記録した膨大なメモなどを元に執筆された京セラ20年史。1978年1月発行の社内報『敬天愛人』第62号から1983年12月発行の第88号まで、合計で25回連載され、青山の監査役退任の記念に単行本として発刊された。
まえがきにおいて、青山は「稲盛と二十数年共に歩んできた私が、稲盛はどんな人間であり、いかにして今日の京セラをつくってきたかを一つ一つ丁寧に、跡をたどってみることにいたしました」と述べている。
創業以来の業績推移がわかる各種統計資料の他、人事制度の変遷やアメーバ数の変化、さらにはコンパの開催回数がわかる一覧など、本書にしか掲載されていない貴重な情報が収録されている。

目次

  • まえがき
  • 前奏曲(昭和29~33年)
  • 第一楽章 心の京セラ設立(昭和33~39年)
  • 第二楽章 世界一の会社を目指して(昭和40~44年)
  • 第三楽章 世界を相手に驚異の発展(昭和45~49年)
  • 第四楽章 多角的、多面的展開で世界に飛躍(昭和50~54年)
  • あとがき

  • 年譜
  • 京セラ役員の変遷
  • 京セラ株式会社の概要

果てしない未来への挑戦 京セラグループ50年の歩み

タイトル 果てしない未来への挑戦 京セラグループ50年の歩み
著者 京セラ創立50周年社史編纂委員会
出版社 京セラ株式会社
出版年 2010年
体裁 30cm 677p
定価 非売品

解説

創立50周年を記念して制作された京セラグループ社史であり、構成としては1999年に発刊された京セラ40年史に1999年4月から2009年3月までの10年の歩みを追補したものである。
社史編纂にあたり、「今日までの当社の歩みを正確に記すとともに、当社関連のさまざまな資料を整理し次代に残していくこと、あわせて教育資料としても活用できるもの」とする基本方針からスタートしたことが「編集後記」に記載されている。
上記方針のもと、「経営編」では歴史的事実の背景にある「京セラフィロソフィ」をはじめとする理念の役割の重要性を基軸に叙述している。また、「技術編」では京セラを成長発展させた原動力である技術開発の歴史的な展開を豊富に記載している。「資料編」では役員一覧、経営スローガン、売上高・税引前利益・従業員数の推移、年表等を収録しており、京セラグループの挑戦の歴史を総合的に理解できる内容となっている。

目次

【経営編】

  • 序章 ファインセラミックスに夢を託して(創業前史)
  • 第1章 京都セラミック株式会社の誕生(1959~1963)
  • 第2章 京セラフィロソフィの始まり(1964~1968)
  • 第3章 中堅企業としての基盤づくり(1969~1973)
  • 第4章 新技術、新製品で異分野へ進出(1974~1978)
  • 第5章 「京セラ株式会社」誕生と事業の多角化(1979~1983)
  • 第6章 垂直統合戦略の深化(1984~1988)
  • 第7章 オリジナル&グローバルの新たな展開(1989~1993)
  • 第8章 京セラ新時代の推進(1994~1999)
  • 第9章 連結経営の進化(2000~2004)
  • 第10章 ザ・カンパニー 社会とのよりよい調和をめざして(2005~2009)

【技術編】
【資料編】