ニュースリリース

2008年

2008年09月18日

タッチパネル付き液晶ディスプレイの視認性と耐久性向上を実現する

"ガラス/ガラス構造タッチパネル"の量産と本格事業化

2008年09月18日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:川村 誠)は、本年10月より、液晶ディスプレイ(以下LCD)の表面にアセンブルする「タッチパネル」の量産を新たに開始し、本格的に同デバイス事業へ参入しますのでお知らせいたします。
このたびの量産品は"ガラス/ガラス構造"で、現在、LCD用タッチパネルの主流である"フィルム/ガラス構造"に比べ「視認性」と「耐久性」に優れています。当社が取り扱っている現行の各種LCDと"ガラス/ガラス構造タッチパネル"を一体化した、付加価値の高いタッチパネル付きLCDを新たにラインアップし、主に産業機器向け製品として拡販してまいります。また、お客様の需要に応じてタッチパネル単品での供給も行っていく予定です。

当社は、主にFA機器や計測機器、医療機器などの産業機器向けLCDの製造販売事業を展開しており、今回、本格参入するタッチパネル事業は、これまで培ってきたLCDの製造技術を応用し、既存の製造装置を活用して事業化するものです。産業機器の中でも、特に高い「視認性」と「耐久性」が求められる機械設備や屋外使用の操作パネルなどに向け製品供給していきます。また、LCDとタッチパネルをいずれも自社内で製造し、モジュール化できることにより、より高品位なディスプレイデバイスの供給が可能となり、お客様のサプライチェーンの改善にも貢献できるものと考えます。
写真:5.7型 ガラス/ガラス構造アナログ抵抗膜方式タッチパネル
5.7型 ガラス/ガラス構造アナログ抵抗膜方式タッチパネル


■製品概要
製品名 ガラス/ガラス構造タッチパネル
品目 5.7型および6.2型(アナログ抵抗膜方式タイプ)から量産を開始
※その後順次、10.4型以下のLCDと同サイズ製品を中心に量産を進める予定です。
生産拠点 鹿児島隼人工場
量産計画 初年度 月産1万枚で開始し、3年後に月産5万枚以上に拡大

なお、本製品は9月30日(火)〜10月4日(土)、千葉・幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2008」に出品いたします。

■タッチパネル事業参入の背景
現在、産業機器向けLCDの市場において、設計面の自由度や操作性の高さ、省スペース性などからタッチパネル付き製品への要求が高まっており、さらに屋外使用など厳しい環境下においては、安定した動作や耐久性、外光下でのクリアな視認性を保つ対環境性能を求める声も増えつつあります。
このような背景のもと、京セラは、操作側の基板にフィルムを用いる従来構造ではなく、操作側と本体側の両基板ともにガラスを用いる"ガラス/ガラス構造"のタッチパネルを産業機器向けに提供していきます。この"ガラス/ガラス構造"によって、透過性が高くクリアな視認性を確保するとともに、完全な密閉構造により耐久性の向上が実現します。
当社は、これまで産業機器向けLCDで培ってきたカスタム対応力と長期安定供給の実績を生かして、お客様の多様な要望に合わせた製品の提供を行っていきます。

■ガラス/ガラス構造タッチパネルの特長
1. クリアな視認性
  透過性の高いガラス基板を用いることで、光の錯乱や基板の歪みを少なくし、クリアな視認性を実現します。
2. 優れた耐久性
  両方の基板にガラスを採用しているため、広い温度範囲※での使用において、優れた耐久性を実現します。また、完全密閉構造で耐水性に優れているため、高湿環境においても結露が起きにくいことも特長の一つです。※保存温度範囲:−40度〜95度、動作温度範囲:−30度〜85度
3. カスタムへの対応力
  これまでLCD事業で培ってきた柔軟なカスタム対応力を発揮し、基板の厚み、外形サイズ、表面フィルムなどのさまざまなニーズに対応します。
◆基板厚み 操作側基板0.2mm、ディスプレイ側基板0.5mm〜1.8mm
◆外形サイズ 3.5型〜10.4型
◆表面フィルム アンチリフレクション(反射防止)処理、
アンチグレア(つや消し)処理、インナータイプなど
4. 長期安定供給
  産業機器用途においては、小ロットの同一製品を長期にわたって供給することが求められます。お客様の細かな要望に応えながら、ディスプレイメーカーだからこそ可能なタッチパネル付きLCDの商品設計を提案し、LCDとタッチパネルの両方について、長期にわたり安定的にサポートします。


■今後の展開
今後は、市場からの需要に合わせて、タッチパネルとLCDを透明の接着剤で貼り合わせ、表面反射を大幅に低減させるダイレクトボンディング技術や、多点での接触を検知するマルチタッチが可能な投影型静電容量方式タッチパネルの開発を検討し、ラインアップの多様化を図っていく予定です。



【ご参考】


ガラス/ガラス構造タッチパネルの断面構造(模式図)

図:ガラス/ガラス構造タッチパネルの断面構造(模式図)

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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