ニュースリリース

2009年

2009年03月25日

大阪ガス、京セラ、トヨタ、アイシンによる
家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)
コージェネレーションシステムの共同開発の合意について

2009年03月25日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

大阪ガス株式会社
京セラ株式会社
トヨタ自動車株式会社
アイシン精機株式会社
大阪ガス株式会社(所在地:大阪府大阪市、社長:尾崎 裕;以下「大阪ガス」)と京セラ株式会社(所在地:京都府京都市、社長:川村 誠;以下「京セラ」)、トヨタ自動車株式会社(所在地:愛知県豊田市、社長:渡辺 捷昭;以下「トヨタ」)、アイシン精機株式会社(所在地:愛知県刈谷市、社長:山内 康仁;以下「アイシン」)は、家庭用固体酸化物形燃料電池(以下「家庭用SOFC※1」)コージェネレーションシステムを共同で開発することに合意いたしました。

家庭用SOFCコージェネレーションシステムは、総合効率に占める発電効率の割合が高いことから、熱需要が比較的少ない住宅でも環境性・経済性のメリットを充分に発揮できます。また、発電ユニットが小型であり、排熱量が少なく貯湯温度が高いことから排熱利用給湯暖房ユニットもコンパクトに設計できるため、スペースに制約のある戸建住宅や集合住宅への設置性にも優れる家庭用コージェネレーションシステムです。

大阪ガスと京セラは、持続可能な社会への貢献を目指し、環境に優しい家庭用SOFCコージェネレーションシステムの普及拡大を図るため、2004年から共同開発を開始し、耐久性の向上、システムの小型化など、実用化に向けた取り組みを推進してまいりました。また2007年度から、「固体酸化物形燃料電池実証研究※2」に参画しており、大阪ガスエリア内で45台を実居住住宅で運転し、高い省エネルギー性を実証してきました。

一方、トヨタとアイシンは、かねてより、企業の社会的責任として地球環境保全に大きく貢献できると考え、2001年より共同で発電出力1kW級の家庭用固体高分子形燃料電池(以下「家庭用PEFC※3」」)コージェネレーションシステムの開発を行なってきました。2006年度からは、「定置用燃料電池大規模実証事業※4」」にも参画し76台のシステムを提供しており、実居住住宅において一次エネルギー消費量の低減やシステムとしての信頼性を検証しました。

今回の合意により、主に大阪ガスが排熱利用給湯暖房ユニット、京セラ・トヨタ・アイシンが発電ユニット(SOFCのセル及びスタック※5は京セラ)を担当し、また4社共同で、家庭用SOFCコージェネレーションシステムの評価などを実施します。今後4社は、大阪ガスの排熱利用などのコージェネレーション技術、京セラのファインセラミック技術、トヨタ・アイシンのシステム化技術といった、各社が培ってきた技術やノウハウを統合・活用することで、家庭用SOFCコージェネレーションシステムの開発を加速し、2010年代前半の開発完了を目指します。


※1 Solid Oxide Fuel Cellの略。電解質にセラミックスを用いた燃料電池。
酸素がイオン化し酸素イオンとなって電解質を通過することで水素や一酸化炭素と化学反応し電気を発生。一酸化炭素も利用できる点が大きな特徴。
※2 2007年度から財団法人新エネルギー財団が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成を受け実施している研究事業。家庭用SOFCシステムを一般家庭に設置し、実負荷環境下での実証データを取得することにより、今後の技術開発課題を抽出することを目的として実施。
※3 Polymer Electrolyte Fuel Cellの略。電解質に高分子膜を用いた燃料電池。
水素がイオン化し水素イオンとなって電解質膜を通過。酸素と化学反応し電気を発生。
※4 2005年度から2008年度まで財団法人新エネルギー財団が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成を受け実施している実証事業。家庭用PEFCシステムを一般家庭へ大規模に設置し、実負荷環境下での実証データを取得することにより、技術開発課題を抽出することを目的として実施。
※5 セルとは、燃料極、電解質、空気極からなる単一の電池(発電体)。
スタックとは、セルの集合体。単一のセルは起電力が1V以下、出力も数W程度であるため直列に接続してスタックとし、電圧や出力を高める。

【家庭用SOFCコージェネレーションシステムの目標仕様】
<発電ユニット>
サイズ    高さ×幅×奥行
900mm×560mm×300mm
重量
80kg
燃料
都市ガス13A
定格発電出力
700W
定格発電効率    LHV*1(HHV*2)
45%(41%)
定格排熱回収効率    LHV*1(HHV*2)
40%(36%)
*1 Lower Heating Valueの略。低位発熱基準。燃料ガスを完全燃焼させたときに 生成する水蒸気の凝縮潜熱を発熱量に含めない熱量。
*2 Higher Heating Valueの略。高位発熱基準。燃料ガスを完全燃焼させたときに 生成する水蒸気の凝縮潜熱を発熱量に含めた熱量。

<排熱利用給湯暖房ユニット>
 
戸建住宅仕様
集合住宅仕様
サイズ    高さ×幅×奥行
1,700mm×700mm×300mm
1,300mm×650mm×350mm
重量
89kg
70kg
貯湯タンク容量
70リットル
50リットル
貯湯温度
約70度
約70度

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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