ニュースリリース

2009年

2009年04月20日

新技術・新開発で安定・高能率加工を実現し生産性向上に貢献

新刃先交換式ドリル「マジックドリルDRX型」を発売

2009年04月20日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、機械工具事業において、主に穴あけ加工に用いられる刃先交換式ドリル※1の新製品「マジックドリルDRX型」を開発し、本年4月21日より発売を開始しますのでお知らせいたします。
本製品は、多様な被削材の穴あけ加工において、加工時間の短縮等による生産性の向上を実現するため、切りくずの排出をスムースにできるよう開発された新型ドリルです。
ホルダには、加工時に発生する摩擦熱の冷却と切りくず処理に有効な役割を果たす「ツイストオイルホール」構造を京セラで初めて採用し、さらにホルダの内刃側に設けている切りくずポケットの表面の大きさを従来品比1.6倍に拡大することで、切りくずの排出性能を大幅に向上しました。また、チップには、多様な材質にも安定・高能率加工ができるよう3種類のチップブレーカ※2の開発により、ステンレス鋼や低炭素鋼などのねばいワーク材料での切りくずトラブルを解消します。
この新型ドリルでは、加工時間が58分であった従来の同等製品に対し、本製品では28分と、およそ半分※3になり大幅に加工効率が向上しました。
京セラの刃先交換式ドリル「マジックドリルDRX型」は、穴あけ加工の課題である切りくず排出性能の向上に寄与し、生産性アップに貢献します。

※1  刃先交換式ドリル:チップを固定するホルダにドリル専用のチップを装着し、穴あけ加工を行う切削工具。
※2 チップブレーカ:切削により出てくる切屑を処理するために工具(チップ)の上に設けられた突起や溝のこと。
※3 外部評価によるデータ。被削材や加工条件によって短縮時間は異なります。

写真:新製品「マジックドリルDRX型」
新製品「マジックドリルDRX型」

新製品「マジックドリルDRX型」専用チップ
写真:GMブレーカ 鋼・鋳鉄汎用
GMブレーカ
鋼・鋳鉄汎用
写真:GHブレーカ 高硬度材・断続刃先強化型
GHブレーカ
高硬度材・断続
刃先強化型
写真:SMブレーカ SUS・低炭素鋼 低抵抗・深穴
低抵抗・深穴
SMブレーカ
SUS・低炭素鋼
低抵抗・深穴

■商品概要
製品名 マジックドリルDRX型
型番数 ホルダ:248型番、 チップ:46型番
加工用途 穴あけ加工など
生産拠点 ホルダ:滋賀八日市工場
チップ:鹿児島川内工場
発売日 2009年4月21日より順次
価格帯 ホルダ:47,670〜111,825円(税込)
チップ:945〜1,995円(税込)
販売目標 6億円(初年度)

■新製品の特長
(1)ホルダの特長
[1]新技術の「ツイストオイルホール」
京セラ初ツイストオイルホール採用により、内刃側の切りくず排出ポケットの表面の大きさを従来品の1.6倍に拡大し、切りくず排出性能を大幅に向上させました。また、切りくず排出ポケットを大きくしたことによるビビリを抑え、ホルダ剛性、加工の信頼性を高めるため、全てのホルダに特殊合金を採用しました。
イメージ図:新技術の「ツイストオイルホール」

新技術の「ツイストオイルホール」

(2)チップの特長
写真:新開発の「チップブレーカ」
[1]新開発の「チップブレーカ」

ステンレスや低炭素鋼などのねばいワーク材質は、切りくずが絡まりやすく、そのために作業が中断されることが課題となっていました。
外刃には幅の広いブレーカを採用し、難削材であるねばいワーク材質でも切りくずを分断して排出性能を向上。内刃にはフラットブレーカを採用することにより、連続した理想的な切りくずの生成を実現させました。鋼・鋳鉄用のGMブレーカ、高硬度材・断続刃先強化型のGHブレーカ、ステンレス・低炭素鋼用のSMブレーカの3種類のチップブレーカを揃え、多様なワーク材質に対応します。

[2]3種類のチップブレーカを揃え、コーティング膜にはMEGACOATを採用
コーティングチップには、京セラ独自のPVDコーティング法※4である「MEGACOAT(メガコート)」を施すことで、耐摩耗性・耐酸化性を高めて長寿命化を実現。
チップは、1つで外刃・内刃の各2コーナーが使用可能な4コーナー仕様となっており、高いコストパフォーマンスでの切削加工を可能にしました。
 
※4  PVDコーティング法:電気・熱エネルギーなどで溶融・イオン化し、物理的に母材表面に硬質被膜を施すコーティング方法。(PVD:Physical Vapor Deposition 物理蒸着法)

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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