ニュースリリース

2010年

2010年10月19日

新設計ブレーカによる優れた切りくず処理と独自のコーティング技術で、生産性向上と長寿命化を実現

新溝入れ・突切り工具「KGD型」を発売

2010年10月19日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、機械工具事業において、溝入れ・突切り工具の新製品「KGD型」を開発し、本年11月1日より、順次発売しますのでお知らせいたします。
「KGD型」は、加工物を切削するチップに新設計ブレーカを採用し、優れた切りくず処理を実現することで加工能率を向上させたものです。また、高精度のモールド技術により当社従来品より刃先幅の公差を小さくして、加工精度を向上させました。
チップのラインアップは、溝・横送り加工用や突切り加工用の「汎用・高送りブレーカ」や、溝・横送り加工用の「低送りブレーカ」等、全106型番を取り揃え、様々なワーク材質や加工形態への対応を可能としています。また、コーティングチップには、独自のコーティング技術であるMEGACOAT(メガコート)を採用し、耐摩耗性、耐酸化性を高めて長寿命化を実現しています。


【優れた切りくず排出性能とMEGACOATの採用によりチップの長寿命化を実現】
新設計ブレーカとMEGACOATの採用により、切りくず処理の改善やビビリを低減し、安定加工が実現しました。合金鋼に浅溝加工を施した一例※1では、従来品の加工数が250個/コーナであったのに対し、新製品では1,500個/コーナとなり、チップの寿命が従来品より6倍向上しました。
※1 加工条件:切削速度:Vc=113-164m/min(n=1,500rpm)、送り速度:f=0.06mm/rev


工作機械に装着してチップを固定させるホルダには、応力解析に基づいた最適な設計を施すことで剛性を高め、より安定した加工を実現。ラインアップとして、多様な刃幅や加工深さに対応可能なブレード交換式の分割型ホルダ50型番および、一体型ホルダ44型番を揃えています。


チップとホルダの充実した製品群からの組み合わせより、お客様の加工条件に対応する最適な溝入れ・突切り工具を提案いたします。

写真:新溝入れ・突切り工具「KGD型」
新溝入れ・突切り工具「KGD型」

■商品概要

製品名

溝入れ・突切り工具 KGD型

型番数

チップ    106型番
ホルダ(分割型)    50型番
ホルダ(一体型)    44型番

加工用途

溝入れ、横送り、突切り加工など

生産 拠点

チップ:長野岡谷工場
ホルダ:滋賀八日市工場

発売日

2010年11月1日

価格帯

チップ    880~ 2,820円(税抜)
ホルダ(分割型)    17,900~24,200円(税抜)
ホルダ(一体型)    14,500~22,000円(税抜)

販売目標

10億円 (2010年11月1日~2011年10月31日)


※本製品は、10月28日から11月2日までの6日間、東京ビッグサイトで開催される日本国際工作機械見本市『JIMTOF2010』に出展します。(西1ホールW1021)

■新製品の特長
≪チップ≫
1.切りくず処理性能の向上を図った新ブレーカ
合金鋼等のねばい材料の切削では、切りくずが伸びやすく、からまりやすいことから、切りくずによる刃先の欠損などにより加工が中断され、加工能率が低下することが課題となっています。
今回、開発した新ブレーカのひとつ、溝・横送り用の「汎用GMブレーカ」では、「1) 切りくずを巻く」、「2) 切りくずの幅を絞る」、「3) 切りくずを分断する」という3点をブレーカの設計に施すことで、切りくず処理の性能を向上させました。


画像:切りくず処理性能の向上を図った新ブレーカの説明、「1) 切りくずを巻く」、「2) 切りくずの幅を絞る」、「3) 切りくずを分断する」

溝・横送り用の「汎用GMブレーカ」

2.チップ製造技術を高めることで、刃先の切れ味を良くし加工精度を向上
金型の精密な寸法管理や加工等を行うモールド技術や成形・焼結技術等を高めたことにより、従来品より刃先幅の公差を小さくして、加工精度を向上させました。

3.MEGACOAT(メガコート)で長寿命
コーティングチップには、京セラ独自のPVDコーティング法※2であるMEGACOATを施すことで、耐摩耗性、耐酸化性を高めて長寿命化および高速加工、高能率加工を実現しました。また、クレータ摩耗(酸化/拡散摩耗)を抑制することで、より安定・長寿命加工を可能としました。
※2 電気・熱エネルギーなどで溶融・イオン化し、物理的に母材表面に硬質被膜を施すコーティング方法

≪ホルダ≫
1.高い剛性を持つ分割型ホルダをラインアップ
分割型ホルダは、ホルダ本体とブレードを組み合わせることにより、溝幅の違いが大きい加工物を少量多品種で生産する加工等でも、多様な刃幅や加工深さに対応可能で、様々な加工条件に対応できる幅広いラインアップを取り揃えています。また、不安定な加工等でチップが破損しブレードが損傷した場合にも、ブレードの交換のみで対応が可能です。
ホルダ本体とブレードの合わせ部分をセレーション(波型)でかみ合わせて固定させることにより、高い剛性を実現しました。
写真:ホルダ本体とブレードの接合部分
ホルダ本体とブレードの接合部分

2.新設計のブレード形状により、ホルダの長寿命化を実現
ブレードのチップ拘束部を、良好な切りくず排出が可能な形状とすることで、切りくずによる溶着やホルダの摩耗を抑制して、ホルダの長寿命化を実現しました。

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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