ニュースリリース

2011年

2011年07月07日

業界最速※1印刷を実現する硬化性能と消費電力の70%削減を両立

新開発LED-UV硬化システム「KVL-G3シリーズ」を販売開始

2011年07月07日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、業務用印刷機に用いられる基幹部品として、このたび「UV硬化型印刷」に使われる、光源にLEDライトを採用したLED-UV硬化システム「KVL-G3シリーズ」を新たに開発しました。
本製品は、「UV硬化型印刷」では業界最速(80m/分)※1のラベル印刷を実現する硬化性能と、従来のランプ方式(メタルハライド※2)に比べ消費電力を約70%※3 削減する省電力性を両立させた製品です。京セラは本年7月8日(金)より、本製品の本格販売を開始いたします。

写真:LED-UV硬化システム「KVL-G3シリーズ」
LED-UV硬化システム
「KVL-G3シリーズ」
(左:照射幅220mmタイプ、
右:照射幅110mmタイプ)
写真:照射部が点灯する様子
照射部が点灯する様子

シリーズ名

LED-UV硬化システム
「KVL-G3シリーズ」

製品名

KVL-S05E-G3、
KVL-S09E-G3、
KVL-S09E-G3S

生産拠点

滋賀八日市工場

販売目標

初年度3億円/年、
2015年度50億円/年

 
京セラは、2011年8月 31日(水)から9月2日(金)まで東京ビッグサイトにて開催される「第13回自動認識総合展 Auto ID Expo 2011」に本製品を出展いたします。

ラベル印刷は、日用品や飲料などの商品パッケージに用いられる商業印刷の一分野です。近年、ラベル印刷の市場において、顧客嗜好の多様化に伴い少量多品種のラベルを高速に印刷できるデジタル印刷が広がりつつあります。中でも、「UV硬化型印刷」は、紫外線(UV)を照射してインキを硬化、定着させる印刷方式で、インキを浸透させなくても瞬時に硬化でき、紙以外のプラスチックシートなどの多様な素材に印刷できる点や、従来は溶剤として使用されていた揮発性有機化合物(VOC)を使用しないという環境配慮の点から、昨今注目されています。
本製品は、京セラ独自の高密度実装技術により、これまでのLEDモジュールの一列配置ではなく、業界初の高密度な面実装を実現。一度により広い面積を照射できることから、UV硬化型印刷として業界最速(80m/分)※1のラベル印刷を可能にしました。さらに、インキを硬化するための光源にLEDを採用することで、従来のランプ方式に比べて消費電力を約70%※3削減できる省電力タイプのシステムであるほか、高い照射性能や長寿命性など独自技術による優位性を有しております。

当社は、デジタル印刷のキーデバイスとして、ラベル印刷にも使用される高速・高精細・高信頼性が特長のインクジェットプリントヘッドを積極的に展開しており、本製品との組み合わせで更なる印刷の高効率化を提案してまいります。今後はさらに、ランプ方式が主として使われているオフセット印刷などの「UV硬化システム」に関しても、本製品の省電力性を強みに積極的に置き換えを提案し、印刷業界における環境負荷の低減に貢献してまいります。

■製品の特長
1.高速印刷に対応する安定した硬化性能
京セラのコア技術が生み出した放熱性に優れたセラミック基板上に、業界で初めてLED素子を高密度に面実装しました。これにより高い照射能力を有し、高速印刷時にも安定した硬化性能を実現します。
2.マイクロレンズアレイによる照度の向上
  UV光を効率よくインキに届けるために、LED発光部の上面に光路を最適化する独自のマイクロレンズアレイ(小さなレンズを束ねて配列したもの)を付けることで、照度の向上を図るとともに印刷対象との距離の拡大に伴う照度低下を抑制しています。
3.LEDの採用による大幅な省電力、省スペース化
  インキを硬化させるUVの光源にLEDを採用することで、100%点灯状態にて従来のランプ方式と比較し消費電力を約70%削減するほか、ランプ交換などのメンテナンスにかかるコストの大幅な削減を実現します。また、LEDは従来ランプに比べて発生する熱が少ないため、排気や冷却のための付帯設備を大幅に簡素化できることから、機器の省スペース化にも貢献します。
4.冷却効率の向上により、照度向上と長寿命を両立
  セラミック基板を水冷ヒートシンク(熱の放散によって温度を下げる部品)と一体の構造とすることで、効率のよい冷却が可能となり、放熱性能と照度性能の両立を実現。温度上昇による寿命の低下を抑制しています。
5.独自開発コントローラによる更なる省電力化
   独自開発のコントローラにより、印刷対象に応じてLEDの照射量、照射幅の調整ができ、必要のないLEDを減灯することができます。さらに、印刷機と連動した制御が可能となり、LEDの省電力性をより活かすことができます。

■製品概要

シリーズ名

LED-UV硬化システム「KVL-G3シリーズ」

製品名

KVL-S05E-G3

KVL-S09E-G3

KVL-S09E-G3S

照射機サイズ
(幅×奥行き×高さ)

252×83×170(mm)

360×83×170(mm)

LED波長

385nm

照射領域

110×48(mm)

220×48(mm)

220×24(mm)

推定寿命

15,000時間

重量

2.5kg

2.8kg

コントローラ

KVC-05
(200〜240V AC)

KVC-09
(200〜240V AC)

KVC-09S
(200〜240V AC)


※1 京セラ調べ。インクジェット方式ラベル印刷において。(2011年7月7日現在)
※2 水銀とハロゲン化金属(メタルハライド)の放電による発光を利用したランプ。
※3 京セラ調べ。KVL-S09E-G3タイプで試算。メタルハライドランプ4.8kWとの比較。
       1日8時間×250日稼働/年の条件にて試算。


【ご参考:本製品の印刷機への搭載イメージ図】
画像:インクジェット印刷 Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、 K(ブラック)のインキを重ね描きして、UVで硬化し、印刷完成。

画像:オフセット印刷 Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、 BK(ブラック)のインキを、それぞれ 一色ごとにUVで瞬時に硬化し、印刷完成。

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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