ニュースリリース

2012年

2012年03月26日

世界最速※1印刷を実現するインクジェットプリントヘッドを量産開始

水系インクを約1億滴/秒吐出、UVインクを約8千万滴/秒吐出する新ヘッド2種

2012年03月26日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、商業用インクジェット印刷機の基幹部品であるインクジェットプリントヘッドにおいて、このたび、当社量産品である「KJシリーズ」の印刷速度をさらに上回る世界最速※1の新製品2種、水系インク用「KJ4B-Y」とUVインク用「KJ4A-B」を2012年4月より量産開始いたします。鹿児島国分工場にて月産1,000本(2種合計)の量産体制を整え、順次拡大する予定です。


写真:インクジェットプリントヘッド
インクジェットプリントヘッド
  左: UVインク用「KJ4A-B」 右:水系インク用「KJ4B-Y」

製品名

インクジェットプリントヘッド
水系インク用: KJ4B-YH06WST-STDV
UVインク用 : KJ4A-BH06CST-STDC

生産拠点

鹿児島国分工場

量産開始

2012年4月

生産体制

1,000本/月(2種合計)

解像度

600dpi

有効印刷幅

4.25インチ


■新製品の特長
KJ4B-Y (水系インク用)
本製品は、1つのインクノズルから最大毎秒4万回(=駆動周波数40kHz)のインクを吐出し、2,656個のノズルを有するヘッドから毎秒約1億滴のインクを吐出することで、当社従来品より約1.3倍速い印刷速度ながらも高精細な印刷を実現いたします。
紙印刷に適した水系インク印刷において、各種請求書や明細書など個別のデータを短期間で大量に印刷する際のさらなる高速・高精細印刷を可能にします。

KJ4A-B (UVインク用)
本製品は、1つのインクノズルから最大毎秒3万回(=駆動周波数30kHz)のインクを吐出し、2,656個のノズル数を有するヘッドから毎秒約8千万滴のインクを吐出することで、当社従来品より約1.5倍速い印刷速度ながらも高精細な印刷を実現いたします。
フィルムやプラスチックなどの非吸収体への印刷が可能なUVインクの印刷において、ペットボトルや瓶・容器類のラベル印刷など、ますます増加する流通商品の高速・高精細印刷を可能にします。

京セラは、これまでも世界最速のインクジェットプリントヘッドを提供していましたが、新製品2種はいずれも世界最速※1を更新しています。新製品2種を量産化し市場に投入することで、商業印刷に求められる一層の高速・高精細印刷の実現に貢献してまいります。

※1 印刷解像度600dpi×600dpi、印刷幅4.25インチ幅、送り方向1ヘッドで印刷するシングルパスのインクジェットプリントヘッドにおいて世界最速。京セラ調べ(2012年3月22日現在)。

■量産化のポイント
京セラが培ってきた各種プリントヘッドに関する知見や、豊富な設計技術を活かして量産化を確立しました。主なポイントは次の2点です。
·京セラが培ってきた圧電セラミック技術を応用した圧電アクチュエーターの量産技術
·インクの流路構造の設計技術とノズル形状の加工技術の確立


■新製品の特長
1. 世界最速・高精細印刷を実現
インク吐出の回数や強弱をコントロールする圧電アクチュエーターとそれを駆動制御するプログラミングを京セラ独自の設計技術により改善したことで高周波駆動を実現。また、ノズル形状の精度を高めてインク着弾精度を向上することで、世界最速かつ高精細な印刷を可能にしました。

2. 設計の容易性
本新製品2種は、いずれも印刷幅が広い4.25インチサイズのヘッドです。これにより、幅広印刷が必要な場合でもヘッドの使用本数が少なくてすむため、設計が容易となります。ミクロン単位でのヘッドの位置合わせや、インク配管、配線などのさまざまな調整が簡単に行えます。 写真:設計の容易性

3. 多様な印刷物に展開可能
製品ラインアップは、水系インク用とUVインク用の2種を揃えました。紙だけでなく布やプラスチックフィルムなど、さまざまな素材に印刷が可能です。
インクジェット印刷は、印刷物と非接触であるという特長から、繊維への印刷、プリンテッドエレクトロニクス(例:電子回路の印刷製造)など、さらなる用途拡大が期待されています。

4. 高い信頼性
世界最速の印刷速度を更新しながらも、製品の耐久性を表す駆動耐久性能(インク吐出回数)は従来品と同じ性能を有しています。また、外装封止構造の採用により、商業印刷で求められる高い信頼性を実現しています。

近年、商業印刷においては、さらなる「小ロット化」「短納期化」「在庫削減」「可変印刷※2」など多様なニーズへの対応が求められており、印刷機器メーカーでは、これらのニーズに応えるため開発が活発に進められています。また、4年に一度の世界最大規模の印刷関連の展示会も開催される2012年度の印刷業界の活性化に貢献するべく、京セラは、本新製品をはじめとする高速・高精細のプリンティングデバイスを提供してまいります。

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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