ニュースリリース

2012年

2012年04月09日

独自設計による低抵抗の両面仕様チップで、高能率加工と経済性向上を実現

エンドミル「MEW型」、フェースミル「MFWN型」の発売

2012年04月09日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、フライス工具の新製品として、低抵抗で鋭い切れ味と高い経済性を両立させたエンドミル※1 「MEW型」、フェースミル※2「MFWN型」の2製品を開発し、本年4月10日(火)より発売しますのでお知らせいたします。


画像:エンドミル「MEW型」画像:両面4コーナ仕様のチップ
左:エンドミル「MEW型」
右:両面4コーナ仕様のチップ
画像:フェースミル「MFWN型」画像:両面6コーナ仕様のチップ
左:フェースミル「MFWN型」
右:両面6コーナ仕様のチップ




製品名 MEW MFWN
型番数 ホルダ:46型番
(うち、フェースミルも9型番ラインアップ)
チップ:12型番
ホルダ:42型番
(うち、エンドミルも3型番ラインアップ)
チップ:8型番
価格帯 ホルダ:26,300~72,500円(税込)
チップ:1,470~1,700円(税込)
ホルダ:38,200~233,500円(税込)
チップ:1,580~1,900円(税込)
発売日 2012年4月10日
加工用途 肩削り、平面削り、溝削り、バーチカル
生産拠点 鹿児島川内工場
販売目標 5億円(初年度) 3億円(初年度)





■開発背景

フライス工具は、金属などの肩削りや表面削りなどの広範な切削加工に使用され、優れた高能率性と交換式チップ(刃)の高い耐久性、経済性が求められています。フライス工具のチップは、チップ両面に刃先を形成するネガティブ形チップ(以下、ネガチップ)と、チップ片面にのみ刃先を形成するポジティブ形チップ(以下、ポジチップ)に大別されます。

ネガチップは、刃先が両面仕様であることからチップ一個あたりの経済性が高い反面、刃先の角度を鋭角にしづらく切削抵抗が高くなりやすいため切れ味が劣る傾向にあります。一方、ポジチップは、切削抵抗を低減するために刃先の角度を鋭角にしており、鋭い切れ味を実現しますが、片面仕様のためチップの交換頻度が高く経済性に課題があります。

当社では、高能率加工と経済性向上という市場ニーズに対応すべく、両面仕様で経済性の高いネガチップでありながら、切削抵抗を低減し鋭い切れ味を実現する製品の開発を進めてまいりました。




■新製品の特長

このたびの新製品「MEW型」、「MFWN型」は、経済性の高いネガチップでありながら、チップの形状を改良することで、切削抵抗が高くなりやすいというネガチップの課題を解決し、高能率加工と経済性向上の両立を可能といたします。また、チップには当社独自の特殊ナノ積層コーティング「MEGACOAT NANO(メガコート ナノ)」を採用しており、チップの長寿命化に貢献します。
京セラは、両製品の投入によりフライス工具のラインアップ拡充を図り、お客様のさらなる生産性向上に貢献してまいります。




1. 低抵抗で鋭い切れ味を実現した両面仕様のネガチップ


エンドミル「MEW型」

画像:エンドミル「MEW型」新形状の四角形のチップは、独自のモールド設計により、刃先が鋭角にあたることで切削抵抗を低減し、ポジチップ並み※3の低抵抗を実現。鋭い切れ味による高能率加工と両面4コーナ仕様による高い経済性を両立します。
また、新形状の刃先は、逆ポジ仕様(刃先の強度アップのために、厚みを増す特殊設計)にし、耐欠損性の向上を図っています。



フェースミル「MFWN型」
画像:フェースミル「MFWN型」新形状の六角形のチップは、刃先先端とチップ中心部の厚みに差を設けることでチップ自体に傾斜をつけており、加工物への接触時の衝撃を緩和します。また、刃先が鋭角にあたることで切削抵抗を低減し、鋭い切れ味を実現。高能率加工と両面6コーナ仕様による高い経済性を実現します。
また、刃先先端の厚みを8.5mmの厚肉にすることで刃先強度を増し、耐欠損性の向上を図っています。



2. 特殊コーティング「MEGACOAT NANO®」の採用で、チップの長寿命化に貢献
耐摩耗性に優れる独自の特殊ナノ積層コーティング「MEGACOAT NANO」を採用することでチップの長寿命化を図り、お客様の生産性向上に貢献します。



3. 低抵抗の実現により、ビビリを抑制し、良好な加工面を実現
ビビリとは、切削抵抗が高いことなどで生じる振動現象のことです。ビビリが発生することにより加工精度の低下や工具破損などの不具合が発生しやすくなります。新形状のチップは、切削抵抗を低減することでビビリを抑制し、良好な加工面を実現します。



4. 豊富なブレーカのラインアップで多様な加工に対応
加工条件に合わせたブレーカ※4をラインアップしており、最適なブレーカを選択することで、チップの長寿命化やお客様の高能率加工を実現します。



なお、京セラは、4月18日(水)から4月21日(土)までインテックス大阪にて開催される「金型加工技術展 INTERMOLD2012」に両製品を出品いたします。


※1 加工物に対して、水平方向(先端部)と垂直方向(両側)に切削刃がある柄付きタイプのフライス工具。
※2 主に、平面削りに使用されるフライス工具。
※3 当社従来品(ポジチップ)との比較(京セラ調べ)。
※4 切りくずを効率的に処理するためにチップに設けられた溝。
「MEGACOAT NANO」は、京セラ株式会社の登録商標です。



ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

部品·デバイスの最新ニュース

このページのお問い合わせ