ニュースリリース

2012年

2012年04月24日

商業印刷で求められる高速・高精細・少量多品種印刷に応える

世界最速※1 1200×1200dpiのインクジェットプリントヘッドを開発

2012年04月24日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、商業用インクジェット印刷機の基幹部品であるインクジェットプリントヘッド(以下、ヘッド)において、このたび、印刷速度が世界最速※1となる80m/分を実現した1200×1200dpiの高解像度ヘッド「KJ4B-Zシリーズ」の開発に成功しましたのでお知らせいたします。
画像:インクジェットプリントヘッド「KJ4B-Zシリーズ」
製品名 インクジェットプリントヘッド
「KJ4B-Zシリーズ」
サイズ 200×45×79.5(mm)
(幅×奥行き×高さ)
印刷速度 80m/分
解像度 1200×1200dpi
有効印刷幅 108mm
開発拠点 鹿児島国分工場
 

新開発の「KJ4B-Zシリーズ」は、高解像度1200×1200dpiのヘッドで、インクの吐出をコントロールする圧電アクチュエーターを駆動制御する信号波形やインクの流路構造を改善することで、駆動周波数を高めることに成功。これにより、印刷速度が世界最速となる80m/分を実現しました。また、高解像度を可能とする独自の高密度設計に加え、インク液滴の小滴化を図ることで、より高精細な印刷に対応。有効印刷幅は圧電方式としては世界最大※2の108mmと、幅広印刷時においてもヘッドの使用本数の低減を可能とし、機器設計の容易性、実装の負荷低減にも貢献します。

開発背景
カタログや各種広告類などを取り扱う商業印刷では、オフセット印刷※3といわれる大量印刷が主流ですが、昨今、印刷物の「小ロット化」「短納期化」「在庫削減」「可変印刷※4」など多様なニーズに対応できるオンデマンド印刷方式への需要が高まっています。
これらのニーズに応えるため、高速・高精細印刷が可能な機器の開発が進められており、搭載されるヘッドにおいても同様の特性が求められています。

京セラは、世界最速・高精細印刷を実現する本製品の投入により、商業印刷市場におけるオンデマンド印刷の可能性を広げ、コスト低減、短納期化などのニーズに応えるとともに商業印刷に求められる一層の高速・高精細印刷の実現に貢献してまいります。

新製品の特長
1. 世界最速となる80m/分を実現した1200×1200dpiの高解像度ヘッド

画像:世界最速となる80m/分を実現した1200×1200dpiの高解像度ヘッド圧電アクチュエーターを駆動制御する信号波形やインクの流路構造を改善することで、1つのインクノズルから最大毎秒約6万4千滴(=駆動周波数64kHz)のインクの吐出を可能としました。また、高密度設計により、1つのヘッドに5,120個のノズルを配置し、毎秒約3.3億滴のインクを吐出することで、1200×1200dpiで世界最速の80m/分の印刷速度を実現します。
また、圧電アクチュエーターやインクノズルの高密度設計に加え、インクの流路構造などを改良し、最小のインク液滴を2ピコリットル※5以下にできたことで、より高精細な印刷を可能にします。

画像:プリンタヘッド比較


2. 設計の容易性、実装の負荷低減に貢献

有効印刷幅が圧電方式として世界最大108mmのヘッドのため、幅広印刷が必要な場合でもヘッドの使用本数が少なくてすみ、印刷機器設計が容易となります。ヘッドの本数が少なくてすむため、実装工程でも、ミクロン単位でのヘッドの位置合わせや、インク配管、配線などのさまざまな調整の負荷低減に貢献します。



3. 高い信頼性

世界最速・高精細印刷を実現しながらも、製品の耐久性を表す駆動耐久性能(インク吐出回数)は、従来品と同等以上の性能を有しています。また、外装封止構造を採用することで、商業印刷で求められる信頼性の向上を図っています。

※1 印刷解像度1200×1200dpi、印刷幅108mm、送り方向1ヘッドで印刷するシングルパスのインクジェットプリントヘッドにおいて世界最速。(京セラ調べ、2012年4月1日現在)
※2 圧電方式、600dpi以上のインクジェットプリントヘッドにおいて。(京セラ調べ、2012年4月1日現在)
※3 インクを一度ゴムブランケット(中間転写体)に転写してから紙などに印刷する方式で、印刷品質が高いのが特長。
※4 個々に異なるデータを1枚ごとに印刷する方式。バリアブル印刷ともいう。
※5 ピコリットルは、10-12リットルのこと。



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