ニュースリリース

2012年

2012年09月06日

世界最小サイズ※1で業界最高レベルの低位相ノイズ特性を実現

携帯通信端末用の新型TCXO「KT1612」を開発

部品実装の省スペース化と次世代高速無線通信等のノイズ対策に貢献

2012年09月06日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社
京セラクリスタルデバイス株式会社
京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)の100%子会社で水晶デバイスの開発製造会社である京セラクリスタルデバイス株式会社(社長:木里 重亮)は、スマートフォン等の携帯通信端末に搭載される電子部品において、世界最小サイズ(1.6×1.2mm)で、業界最高レベルの低位相ノイズ特性を実現する温度補償型水晶発振器(TCXO)「KT1612」の開発に成功しました。
本年9月よりサンプル対応を開始しますのでお知らせいたします。なお、販売は京セラがおこないます。

写真:温度補償型水晶発振器(TCXO)「KT1612」

名称 温度補償型水晶発振器(TCXO)「KT1612」
用途 携帯電話、GPS等の無線通信機器の基準信号源
外形寸法 1.6 × 1.2mm (横 × 縦)、製品高さ0.7mm max
サンプル対応 2012年9月より
周波数 16.369MHz, 19.2MHz, 26MHz, 38.4MHz, 52MHz

■主な製品特長
1.世界最小サイズのTCXO
当社従来品に比べて面積を40%削減した、世界最小1.6×1.2mmサイズを実現。
携帯通信端末用TCXOでシェアNo.1※2の京セラクリスタルデバイスが長年培ってきた「水晶素子の小型化技術」により開発に成功しました。

2.業界最高レベルの低位相ノイズ特性
独自の回路設計により、位相ノイズ特性(発振周波数のふらつき)を当社従来品比較で-7dBc(26MHz@1kHz offset)へと低減し、業界最高レベルとしました。位相ノイズは、特に高速無線通信において伝送エラーの原因となるため、ノイズ対策において重要な特性となります。本製品は、位相ノイズの大幅な低減により、機器設計のノイズ対策の容易化に貢献します。

■開発の背景
昨今、スマートフォン等の携帯通信端末は、高機能化に伴い搭載部品点数が増加しています。また、駆動時間を延ばすために大容量バッテリーを搭載する傾向があるため、基板上の省スペース化のために、部品のさらなる小型·薄型化が求められています。さらに、世界中で急速な普及が見込まれる次世代高速通信規格等では、位相ノイズが伝送エラーに影響を及ぼすため、TCXOには低位相ノイズ特性も求められています。

京セラクリスタルデバイスは、今回開発した新型TCXO「KT1612」により、ますます進む高速大容量データの無線通信市場において、搭載部品の省スペース化および、高精度で高品質な高速無線通信の実現に貢献してまいります。

※1、2   :2012年8月28日現在、京セラクリスタルデバイス調べ

本製品は、本年10月2日(火)~6日(土)千葉幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2012」に出品いたします。

■ご参考:製品特長の詳細
1. 世界最小の製品サイズ
今までのサイズと同様の高精度な温度特性、ヒステリシス特性を継承しながら、世界最小の超小型TCXOを開発しました。
また、超小型水晶振動子に合わせた微細配線プロセスのICと、市場実績のあるH型構造により、超小型1612サイズ(1.6×1.2mm)、製品高さ0.7mm maxを実現しました。

2. 最高レベルの低位相ノイズを実現
独自のノイズ低減回路と微細配線プロセスを使用したICの採用により、小型化のみならず位相ノイズを当社従来品比較で-7dBc(26MHz@1kHz offset)と大幅に低減することに成功しました。スマートフォン等の高速大容量の無線通信におけるノイズ対策にて設計負担の軽減、高品質なデータ通信に貢献します。

図:最高レベルの低位相ノイズを実現

3.非常に低いスタンバイ消費電流を実現
本製品は、オプション機能として出力をON/OFFする機能イネーブル/ディセーブル機能を搭載しています。ディセーブルとしたときの消費電流は1µA以下と非常に低く、バッテリーの長寿命化·環境負荷の低減に効果的です。

4.環境性能
本製品は、鉛フリー、RoHS指令、欧州REACH規則に準拠した製品です。

■TCXO「KT1612」の仕様

外形寸法

1.6 ×1.2mm (横 × 縦) 製品高さ0.7mm max

周波数

16.369MHz, 19.2MHz, 26MHz, 38.4MHz, 52MHz

動作温度範囲

-30 ~ +85℃

周波数温度特性(-30 ~ +85℃)

+/-0.5ppm (25℃の周波数に対しての偏差)

周波数偏差vs負荷

+/-0.1ppm

周波数偏差vs電源電圧

+/-0.2ppm

動作電源電圧

1.68V~3.45V

出力電圧

0.8Vp-p min(負荷10kΩ/10pF)

消費電流(26MHz)

1.5mA max

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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