ニュースリリース

2014年

2014年03月12日

新形状チップにより、食い付き時の衝撃を低減

高能率 · 高送りカッタ※1「MFH型」の発売

幅広い加工条件に対応し、生産性向上に貢献

2014年03月12日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:山口 悟郎)は、金属加工に使用するフライス工具の新製品として独自開発の新形状チップにより、高能率加工を実現する高送りカッタ※1「MFH型」を開発し、本年3月13日(木)より発売しますのでお知らせいたします。

写真:高能率・高送りカッタ「MFH型」
製品名 高能率 · 高送りカッタ「MFH型」
型番数
(価格帯)

ホルダ:41型番(32,000~121,300円、税別)
チップ:24型番(1,150円/1,400円、税別)

発売日

2014年3月13日(木)

加工用途

平面 · 肩加工、溝加工、ランピング加工、
ヘリカル加工、プランジ加工

推奨被削材

 · 炭素鋼、合金鋼、金型鋼
 · ねずみ鋳鉄、ダグタイル鋳鉄
 · Ni基耐熱合金、チタン合金、ステンレス鋼  

生産拠点

鹿児島川内工場

販売目標

3億円(初年度)

■開発背景
高送りカッタは、金属表面を広範にわたり荒切削する際に使用される工具です。そのチップには、より広い面積を、より早く、安定的に加工できる高い切削能力が求められています。また、高送りカッタが使用される産業機械やエネルギー、航空産業などの分野では、耐熱合金やチタン合金などを加工する需要が増加しています。これらの合金を加工する場合、チップの摩耗や欠損、溶着などが起こりやすく加工が難しいため、難削材の加工に最適なチップが求められています。

■新製品「MFH型」の概要
本製品は、新たに開発した3種類のチップと、チップを固定する専用ホルダからなる荒加工用のカッタです。チップは、独自設計の刃先形状により、チップが被削材に接触する時(食い付き時)の衝撃を低減し、スムーズな切り込みを実現することで、送り量を上げことが可能となります。また、ブレーカの形状も改良し、高い切りくず排出能力を実現しています。これら送り量の向上と優れた切りくず排出により、安定かつ高能率加工を実現し、お客様の生産性向上に貢献いたします。
またチップは、CVD※2/PVD※3コーティングチップをラインアップしています。被削材の特性に応じて、コーティングチップを使い分けることで、耐摩耗 · 耐欠損性を高め、お客様の生産性向上に貢献してまいります。

■新製品の特長
1.新設計の刃先形状により、食い付き時の衝撃を低減し、高能率加工を実現
新チップは、被削材への食い付き時の衝撃を低減するために開発した独自形状の刃先により、スムーズな切り込みを可能にします。そして、送り量の向上による高能率加工を実現、お客様の生産性向上に貢献します。 図:凸型切刃
凸型切刃

2.新形状チップ3種で多様な加工に対応
加工用途に合わせて形状の異なる3種類のチップをラインアップ。汎用的な平面 · 肩加工から、ランピング加工、ヘリカル加工、プランジ加工まで多様な加工に対応いたします。
特に、高切り込み用LD型は、高切り込みに対応しており、高送り · 高切り込みによる高能率加工を可能にします。
図:新形状チップ3種で多様な加工に対応

3.耐熱合金などの難削材にも対応するチップをラインアップ
本製品に採用したチップは、高靭性母材に独自のCVD/PVDコーティングを施すことで、耐摩耗 · 耐欠損性を高め、難削材の加工特有の突発欠損を抑制し、長寿命 · 安定加工による高能率加工に貢献します。

CA6535
写真:CA6535

独自のCVDコーティングにより、高い耐熱性、耐擦れ摩耗を実現し、安定加工を可能にします。

【推奨被削材】

Ni基耐熱合金

 

マルテンサイト系ステンレス鋼

図:新開発のCVDコーティングにより、高い耐熱性、耐擦れ摩耗を実現

PR1535
写真:PR1535

当社独自の特殊ナノ積層コーティング「MEGACOAT NANO®」により、ミーリング加工の安定性とチップの長寿命化を実現します。

【推奨被削材】

チタン合金

 

オーステナイト系ステンレス鋼

 

析出硬化系ステンレス鋼

図:当社独自の特殊ナノ積層コーティング「MEGACOAT    NANO潤・vにより、ミーリング加工の安定性と長寿命を実現


※1. 高送りカッタ:1刃当たりの送り量(移動量)を高く設定可能なカッタ
※2.化学蒸着法によるコーティング方法。異なる材質の膜を多層形成でき、膜厚を厚くできる。
※3.物理蒸着法によるコーティング方法。CVD法に比べ処理温度が低いため、コーティングによる劣化層が少なく、抗折力が低下しない。
 「MEGACOAT NANO」は、京セラ株式会社の登録商標です。

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