ニュースリリース

2017年

2017年01月26日

世界最長寿命※1のまま、摩擦係数を約30%低減

a-Si感光ドラム「LFシリーズ」の受注開始

2017年01月26日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:山口 悟郎)は、レーザープリンターやデジタル複合機など電子写真方式の印刷機の基幹部品であるアモルファスシリコン(a-Si)感光ドラムにおいて、部品交換なしで約100万枚の印刷ができる世界最長寿命のまま、摩擦係数を約30%低減※2したa-Si感光ドラム「LFシリーズ」を開発し、本日より受注を開始しますのでお知らせいたします。

写真:a-Si感光ドラム「LFシリーズ」

製品名a-Si感光ドラム「LFシリーズ」
サイズ直径 30~40mm
長さ 360mm
生産拠点滋賀八日市工場
時期2017年1月より受注開始
本製品は、当社が2011年に販売を開始したa-Si感光ドラム「MSシリーズ」をベースに改良を重ね、ドラム表面にサブミクロンサイズ(1万分の1ミリメートル)の微細凹凸形状を形成することで、周辺デバイスとの摩擦を約30%低減しました。 これにより、世界最長寿命である約100万枚の印刷まで摩擦を低いレベルで維持し、周辺デバイスおよび印刷機の長寿命化に貢献します。 説明図:印刷枚数と摩擦係数
また、当社は、1984年よりこれまで長寿命のa-Si感光ドラムを通して「廃棄物を発生させない」ことで環境負荷低減を図ってきましたが、新たに開発した「LFシリーズ」で、機器全体の長寿命化を促進することで、より一層の環境負荷低減にも貢献してまいります。

※1. 同等の従来品において(京セラ調べ。2017年1月18日現在)
※2. 当社製のa-Si感光ドラム従来品との比較。


■開発の背景
京セラは、1984年に初めて複写機へ当社製アモルファスシリコン(a-Si)感光ドラムが搭載されて以来、独自の薄膜形成技術の進化を通じて、消耗品であった感光ドラムを機械寿命に匹敵する長寿命デバイスへと進化させてまいりました。
一方、電子写真方式の印刷では、感光ドラムだけでなく周辺デバイスにおいても耐久性の向上による長寿命化が求められています。 特に昨今、印刷速度の高速化に伴い周辺デバイスの摩耗が激しいため、感光ドラム表面における摩擦の低減が求められていました。
そこで、当社は、これまで培ってきた直流放電を用いた独自の薄膜形成技術と表面加工技術を組み合わせることにより、世界で初めて※3ドラム表面にサブミクロンサイズの凹凸を有するa-Si感光ドラムを開発し、ドラム表面と周辺デバイスとの摩擦を低減した感光ドラムの製品化を実現しました。

■新製品の特長
1. 表面微細凹凸の形成により、周辺デバイスとの摩擦を低減
当社独自の表面加工技術により感光ドラムの表面に微細な凹凸を形成することで周辺デバイスとの接触面積を少なくし、摩擦係数を約30%低減。 周辺デバイスおよび印刷機の長寿命化に貢献します。

説明図:表面形状の比較

2. トナークリーニング性能の向上により印刷の高画質化に貢献
高画質印刷のためには、トナーの粒子形状は、色が均一に広がるように真球に近い球形であることが理想とされていますが、トナークリーニングが難しいため、形状をあえて崩したトナーを使用するのが一般的です。 「LFシリーズ」では感光ドラムの表面微細凹凸をサブミクロンサイズで制御して形成することで、クリーニングブレードとの摩擦を低減。 トナークリーニングが容易になるため、真球に近いトナー粒子を使用することが可能になり、印刷の高画質化に貢献します。

3. 京セラ独自の薄膜形成技術と表面加工技術による高印刷品質
京セラ独自の直流放電を用いた薄膜形成技術と感光ドラム表面加工技術の組み合わせにより、業界最高レベルの印刷品質を印刷枚数約100万枚まで長期間にわたり維持します。

※3. 電子写真方式の印刷機に用いられるa-Si感光ドラムにおいて(京セラ調べ。2017年1月18日現在)

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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