電子部品

安全規格

AC1次側回路で使用される電磁障害防止用又は結合/絶縁用コンデンサは、安全規格の認定取得は電気用品安全法(旧電気用品取締法)準拠しているものか確認する必要があります。

  1. (1) AC1次側回路で電磁障害防止用又は結合/絶縁用として使用されるコンデンサは、安全規格認定品又は
    電気用品安全法(旧電気用品取締法)に規定の内容を満足するものを使用する必要があります。
  2. (2) 安全規格には、耐電圧試験及び耐インパルス試験についてサブクラス区分がありますので、
    使用機器で必要とされる適切なサブクラス区分のものを選定する必要があります。

安全規格について

一般に、AC商用電源に接続して使用される電子機器は、常にAC電源に接続されている場合が多いため、電源間及び電源―アース間に使用される電磁障害防止用コンデンサは連続でAC電圧が印加されるだけではなく、雷サージなど異常電圧が印加されるなど過酷な条件で使用されます。
さらに、コンデンサの故障が感電や火災事故の原因となりやすいため安全性に配慮されたコンデンサを使用することが必要になります。
各国では下記(代表例)のとおり、公的な安全規格に基づいた電磁障害防止用コンデンサの認定制度がありますので、これらの認定に満足したものを採用することが安全法規対策上も必要になります。

主な認定機関及び安全規格

国名 認定機関名(略称) 認定マーク 適用規格
アメリカ UL UL1414
カナダ CSA CSA C22.2
U.K. BSI EN 132400/IEC 60384-14
ドイツ VDE
スイス SEV
スウェーデン SEMKO
フィンランド FIMKO
ノルウェー NEMKO
デンマーク DEMKO

コンデンサのサブクラス分類について

電磁障害防止用コンデンサの国内規格JIS C 5101-14(原国際規格IEC 60384-14)ではコンデンサを使用回路や耐電圧試験などの保証性能によって次のようにサブクラスとして区分しています。
安全規格認定品を使用のときには、機器に必要とされる安全性能から適切なものを選定してください。

Xコンデンサ(ライン間に接続されるもの)

サブクラス 給電線からの
ピークインパルス電圧
JIS C 60664-1

過電圧カテゴリ
用途 耐ピークインパルス電圧
(CN≦1.0μF の場合)
耐電圧
X1 > 2500 V
≦ 4000 V
III 高パルス用 4000 V 4.3UR (d.c.)
UR: 定格電圧
X2 ≦ 2500 V II 一般用 2500 V

Yコンデンサ(ラインとアース間に接続されるもの)

サブクラス 橋絡する絶縁の種類 定格電圧範囲 耐ピークインパルス電圧 耐電圧
Y1 ニ重絶縁又は強化絶縁 ≦ 500 V 8000 V 4000 V (a.c.)
Y2 基礎絶縁又は付加絶縁 ≧150 V
≦500 V
CN≦1.0μF の場合
5000 V
CN>1.0μF の場合
UR + 1200 V (a.c.)
ただし、
1500 V (a.c.)以上
UR: 定格電圧
Y4 基礎絶縁又は付加絶縁 < 150 V 2500 V 900 V (a.c.)

注:上記表は、IEC 60384-14 (2013)を引用しており、耐電圧はTestA(端子相互間)の場合です。

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