生体親和性

マクロファージによる貪食試験

Aqualaにより処理した微粒子の微小摩耗粉が生じた場合に、生体の骨吸収に与える影響を検討しました。マウス腹腔内マクロファージ培養細胞を使用して、蛍光標識した微小摩耗粉の貪食作用を検討しました。その結果、Aqualaにより処理した微粒子はマクロファージによる貪食作用を受けませんでした(図版は参考文献7をご参照ください)。

in vivoマウス骨吸収モデル

更に、マウスの頭蓋骨骨膜下にAqualaにより処理した微粒子を移植し、骨吸収を観察しました。その結果、Aqualaにより処理した微粒子を移植した群では骨吸収が誘導されませんでした(図版は参考文献7をご参照ください)。以上の結果から、Aqualaにより処理した微粒子は破骨細胞の形成・活性化とその後の骨吸収を引き起こさないことが、動物実験により確認されました。