2016年入社 商品開発
大学院卒業後は工業薬品を取り扱うメーカーで8年間、表面処理薬品の開発などに携わる。異業種となる京セラでは、プリンティングデバイス事業本部に所属し、プリンターの心臓部となるサーマルプリントヘッドの開発を担当している。
プリンターの心臓部となる
サーマルプリントヘッドの
性能向上を目指す。
ABOUT KYOCERA
日々意識して努力することで、
製品も自分自身もさらなる高みへ。
京セラフィロソフィには心についての考え方が書かれていることが多く、読んでいて非常に参考になります。フィロソフィの中に「心を高める」という言葉があるのですが、私にとって京セラは、まさに仕事を通し自分を鍛えることで、心が高められ人生が充実する場所だと感じています。
京セラは会社としての開発姿勢が真摯で、技術者としても求められるレベルが高いと感じています。だからこそ、ただ依頼どおりの製品を作るのではなく、より良いものを作るためにさまざまな知恵を尽くして考え抜く必要があり、それが醍醐味でもあると思っています。京セラのハイレベルなものづくりの環境で、昨日より今日、今日より明日を少しでも良くしていくことを意識し、努力し続けることは、製品だけでなく自分自身をより高みへと引き上げることにつながっているように感じています。
大好きな温泉でリフレッシュ！
私は、家族ではもちろん、ひとりでもよく出かけるほどの温泉好きです。鹿児島には、近くに西郷隆盛や坂本龍馬などが愛した日当山（ひなたやま）温泉や、山を登れば有名な霧島温泉郷もあるので、自然と温泉に足を運ぶ機会が多くなっているように感じます。温泉に行く途中に農家さんの直売所があるのですが、みかんやぶどうなど新鮮な果物を買えるのも楽しみのひとつです。自宅のすぐ近くでありながら、まるで旅行に来たかのような休日を過ごせるので、毎週末しっかりとリフレッシュできています。
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海が近いのも魅力
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消防フェスに行きました
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大自然を満喫
さまざまな技術を組み合わせて
新技術、新製品を創造する。
私が担当しているのは、サーマルプリントヘッドの性能向上を目的とした開発です。営業部やセールスエンジニア、他事業部などからの依頼に合わせて、シミュレーションを重ねながら基本構造の検討を行い、製造工程も考慮し、設計、試作へ。評価の結果を受けた再検討を繰り返しながら、依頼された性能を超えるような製品を完成させます。初めの評価では不完全だったものが、依頼元や部署のメンバーなどと打ち合わせを行いながら試行錯誤を繰り返すうちに、少しずつ改良されていく過程は、非常に楽しく、やりがいを感じます。
化学薬品から電子部品、異業種への挑戦。
前職の知識を活かしながら新分野を学ぶ。
逆に初めての経験で難しいと感じたのは、事業化に至るまでの幅広い業務を受け持つために、さまざまな調整が必要なことです。例えば、開発の構想段階から完成までの全工程を担当する上で、全体のスケジュールを見ながら工場の技術者や各責任者などに「この日までに、ここまでお願いします」といった調整を行います。前職では自分の研究に没頭すれば良かったのに対し、現在では量産の立ち上げ、事業化といった広い視野を持つことで全体に気配りができるようになりました。
挑戦を後押しする社風に刺激され、
さらなる新分野への挑戦も視野に。
今後は、さまざまな分野の知識を吸収しながら、これまでにない新しい材料の開発や、新しい構造・製法の確立などを通して、付加価値の高い製品を開発したいと考えています。現在の目標は、サーマルプリントヘッドの性能向上の実現や新製品の開発を通じてシェア拡大に貢献することですが、将来は、インクジェットプリントヘッドやライフサイエンスなどの新分野にも挑戦したいです。