

法務や知的財産、資材(購買)や物流など事業活動に欠かせない直接のサポートを担当する部門から、総務部や人事部など間接部門まで、様々な部門があります。私が所属する経理経管本部も主要な管理部門の一つです。そこには、お金を扱う財務部、数字を扱う経理経管部、システムを扱う情報システム部などを擁しています。
京セラフィロソフィやアメーバ経営を基準に日々の業務を行っています。とはいえ、何か特殊なことをしているわけではありません。京セラフィロソフィは、常に人間として何が正しいかを考え行動しようということ。アメーバ経営は、事業活動を担う小集団が自分たちの事業を数字でとらえられるようにして、全員がお金の出入りを自分の財布と同じ様に意識して仕事をしていこうということ。いずれもごく当たり前の考え方です。
経理経管部は、仕事のなかで難しい判断を求められることが少なくありませんが、その際に全員が共有する京セラフィロソフィという判断軸があるのは大変恵まれたことだと思います。
特に経理部門に関しては、アメーバ経営を維持・管理していくための仕組みづくりや実際の数字のとりまとめなどを担っているという、他社にはない特色があります。数字をスピーディにとりまとめ、経営判断に欠かせない資料として全社に報告しています。

キーワードはグローバルです。グローバル化の中で、京セラの事業は、新しい分野、新しい地域に向けてどんどん拡大しています。管理部門は、各々専門部門として事業の現場に根ざした地道な取り組みを行うと同時に、急激なグローバル化に対応していく必要があります。
管理部門は基本的に他部門のサポートが仕事ですから、常に相手の立場に立って物事を考えなければなりません。まるで役者のように想像力、洞察力を働かせて役に成り切り、どんなサポートが欲しいかを考えてみることが出発点になります。数字を見つめながら海外のことを想像する、オフィスにいながら工場現場を想像する。そのようにしてベストのサポートを実現できたときの達成感や、その積み重ねによる視野の広がりを得られること、また、ミクロとマクロという両極端な視点を行き来して事業を深く広く見つめられることが、管理部門の仕事の醍醐味ではないでしょうか。
何事にも前向きな気持ちと、明るさ、粘り強さ、そして素直さを持った人です。これらは何も管理部門に限って必要な資質ではなく、周囲と協力して仕事をしていく上で、なくてはならない資質だと思います。
私自身の経験では、管理部門の仕事は最初のうちはなかなか大きな視点には立ちにくいものだと思います。京セラのグローバルな事業展開を支えているのは一つひとつの現場であり、そこで地道な仕事をコツコツと積み上げることが管理部門のスタッフとしての非常に大切な第一歩であるためです。だからこそ、就職はゴールではなくスタートだということを忘れず、10年後20年後に向けてあれもやろう、これもやろうという"意欲"をたっぷり持って、入社してきていただきたいと願っています。