

1975年に太陽電池の研究開発をスタートした京セラは、今日まで世界のさまざまな地域で設置実績を積み重ねています。 2010年6月には米国のグループ会社KYOCERA America, Inc.のサンディエゴ工場において、太陽電池モジュールの生産を開始。年産30MW規模で高出力大型太陽電池モジュールを生産しています。米国では「グリーンニューデール政策」により、今後、太陽電池市場の拡大が見込まれています。こうした中、京セラでは、既存のメキシコ・ティファナ市の工場と合わせ、北米市場でより積極的な展開を目指しています。


一方、クリーンエネルギーの導入促進に取り組んでいるタイ王国において、京セラは、東南アジア最大級※の太陽光発電施設に6MW分の太陽電池モジュールを供給。発電電力は周辺地域の住宅などに使用される予定で、年間で約4500トンのCO2削減が見込まれています。この性能が高く評価され、今後タイにおける3ケ所の太陽光発電施設に総計204MWを随時供給していくことになりました。 このほかスペインの太陽光発電施設(サラマンカ、ドゥルシネア、ドン・キホーテの3カ所)向けに合計約50MW以上の太陽電池モジュールを供給しており、今後も世界の太陽電池市場に向けて、信頼性の高い製品を供給していきます。
※2010年5月時点

京セラは、機械工具の分野においてもグローバル展開を積極的に進めており、自動車や建設機械、造船等の金属部品を加工するための工具等、数多くワールドワイドに開発、製造、販売を行なっています。 2011年7月には、デンマークの機械工具メーカー、ユニメルコを完全子会社化し、新会社の名称を「京セラユニメルコA/S」としました。 ユニメルコは、自動車や航空機のエンジンなど、複雑な形状の鋳造部品を高精度に加工する特注の「超硬工具」を得意とし、欧州の自動車や航空機メーカー、風力発電大手やスウェーデンの家具チェーン向けに需要を伸ばしており、京セラはこの買収により、欧州での機械工具の販路拡大を目指しています。


「高成長、高収益企業の実現」に向け、成長市場での事業拡大と一層の経営基盤の強化に取り組んでいる京セラでは、今後も需要の拡大が見込まれる情報通信市場を中心に、設備投資を積極的に実施。既存の拠点での生産拡大に加え、新たな生産拠点として、ハノイ近郊に電子部品や情報通信機器の工場建設を進めています。海外工場としては中国と並び最大規模となり、2012年末の稼働を目指しています。これは、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末など、IT機器市場の拡大で部品の需要が高まっていることに対応したもので、携帯電話やパソコンに使う電子部品、また京セラドキュメントソリューションズの複合機などを製造する予定です。