トピックス

2015年

2015年11月30日

京セラ、デジタル捺染印刷向けに
高耐久性インクジェットプリントヘッド新発売

~衣服などの捺染市場における、過酷な印刷環境に耐えられる高耐久性を実現~

2015年11月30日

トピックスは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(代表取締役社長:山口 悟郎)は、インクジェット印刷機の基幹部品インクジェットプリントヘッド(以下、ヘッド)において、捺染印刷向けに新しい高耐久性デザインを採用した製品を開発し、今月より量産対応を開始いたしましたのでお知らせいたします。



製品名 インクジェットプリントヘッド
「KJ4B-0300-G06DS」
サイズ 200×45×68.5(mm)(幅×奥行×高さ)
最大駆動周波数 30kHz
解像度 300dpi
有効印刷幅 112mm (約4インチ)
インク 水系インク
開発製造拠点 鹿児島国分工場

デジタル印刷は、版が不要で必要な分量のみを即時印刷できるため、生産性向上とコスト削減ができ、版洗浄用の廃液も発生せず環境負荷の低減にも寄与することから、近年、捺染市場での需要が飛躍的に拡大し、デジタル化が急速に進んでいます。その反面、印刷環境は過酷で、布メディアの搬送時における巻き込みやそれに伴う印刷機への衝撃、さらにはインクミストやメディアダストの飛散などによって、印刷機にエラーが生じることがあるため、これらの過酷な環境に耐えられる高耐久性ヘッドが求められていました。

京セラはこのような市場ニーズに対応するため、過酷な環境下での利用に適したロバスト(堅牢)設計により、高耐久性プリントヘッドを実現しました。さらに、1本のヘッドで2色同時印刷が可能なため機器を小型化でき、また、ヘッドの有効印刷幅は世界最大※1の112mmであり、機器設計やメンテナンスが容易です。

当社は、高速 · 高精細印刷を実現するヘッドを量産しています。今回、新たに高耐久性ヘッドを投入することで、幅広い市場ニーズに応え、デジタル印刷の可能性をさらに広げてまいります。

ロバスト(堅牢)デザインの特長※2
1. 高耐久性を実現する基本構造
高剛性金属ノズル板、耐衝撃性強化側面ガードを採用することで、布メディアの衝撃に対する耐久性を高めました。インクミスト浸入防止構造により、インクミストやメディアダストの侵入を防ぎます。

高剛性金属ノズル板 耐衝撃性強化側面ガード インクミスト浸入防止構造
一般的な捺染印刷において、
布メディアがノズル板に衝突した時にかかる衝撃力の約5倍に相当する、200Nの衝撃試験にクリアする耐衝撃性能(図1)。
一般的な捺染印刷において、
布メディアがヘッドに衝突した時にかかる衝撃力の約10倍の衝撃力に相当する、高さ1mから1kgの重り落下試験にクリアする耐衝撃性能(図2)。
印刷時に発生したインクミスト 
によるヘッドへの侵入を防ぐため、コネクターとの接続部分に封印材を採用(図3)。


図1:ワイパーを利用した高剛性金属ノズル板の衝撃試験


図2:側面ガードの重り落下試験


図3:コネクターとの接続部分に採用したインクミスト浸入防止構造

2. 幅広い温度下で高耐久性能を実現
京セラ独自の温度耐久試験によって、-20~80℃の幅広い温度下での高耐久性を立証

3. 高い駆動耐久性能を実現
連続駆動試験によって、高温下反応性捺染インクへの浸漬に対する耐久性を立証
(70℃のインクに連続1,500時間浸漬、一般的な使用環境で2年間以上の利用に相当)

※1 捺染印刷向けインクジェットプリントヘッドにおいて世界最大。(京セラ調べ。2015年10月1日時点)
※2 過酷な環境下での使用を想定した、京セラ独自の9項目に及ぶ試験を実施(落下試験、振動試験、衝撃試験、熱負荷試験、電気負荷試験、インク浸漬試験、駆動耐久試験を含む)。本製品の性能は試験環境下で立証されたものであり、すべての条件下での動作を保証するものではありません。また、無破損・無故障を保証するものではありません。予めご了承ください。

トピックスは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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