思想
フィロソフィ4つの要素
1つめは、「会社の規範となるべき規則、約束事」です。
この会社はこういう規範で経営をしていきますという、企業内で必要とされるルール・モラルが要素の一つとして含まれています。
2つ目は、「企業が目指すべき目的、目標を達成するために必要な考え方」という要素です。
企業が目指すべき、高い目標を達成するためにどういう考え方をし、またどういう行動をとらなければならないのかということが具体的に述べられています。
3つめは、「企業にすばらしい社格を与える」という要素です。
人間に人格があるように企業にも人格があるはずです。会社の人格、つまり「社格」が大変立派であり、世界中から「さすが立派な社格を備えた会社だ」と信頼と尊敬を得るための考え方が示されています。
この3つの要素は、企業がさらに発展するためにたいへん重要なものですが、フィロソフィにはそれらのベースとなる大切な4つめの要素があります。
それは、「人間としての正しい生き方、あるべき姿」を示すという要素です。私たち一人一人が、より良い人生をおくるために必要な人生の真理を表しています。
このような4つの要素から成り立つフィロソフィは、知識として理解するのではなく、日々の仕事や生活において実践していくことが何よりも大切です。その実践に向けた弛まぬ努力が、その人の心を高め、人格を磨くことになります。そのようなフィロソフィを共有した人たちが集う集団には、夢と希望にあふれる明るい未来が必ずやひらけることを、私は確信しています。