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西郷南洲の教えに学ぶ

180320

西郷隆盛の残した言葉を集めた「南洲翁遺訓」。その珠玉の思想を稲盛がひもといた『人生の王道』より、遺訓十九条解説の一節をご紹介します。

小なりといえども従業員をもった企業のトップには、強いリーダーシップが必要となるわけですが、上に立って人をリードしていく者が自信を持ちすぎ、自分は才能があると過信し、傲慢になることを、西郷は戒めているわけです。

「己を足れりとする」、つまり自分に自信があるというところから一歩退いて、謙虚さを持つことが大事です。部下を含め、いろんな人から意見を聞き、自分の考えをまとめていく、そういう謙虚さが必要であるといっているのです。
(「人生の王道」日経BP社刊 より)