西郷隆盛の残した言葉を集めた「南洲翁遺訓」。その珠玉の思想をわかりやすくひもといた『人生の王道』より稲盛の解説をご紹介します。
【遺訓二三条】の解説より もともと立派な考え方、立派な人格を持った人がいるわけではありません。人間は一生を生きていくなかで、自らの意志と努力で素晴らしい人格を身につけていくのです。特に多くの従業員を雇用し、その人生を預かっている経営者は、より大きな責任を負っているはずです。生涯をかけ、弛まぬ研鑽の日々を送り、人格を高め続けることが、経営者として身を立てた者の務めであるはずです。
(「人生の王道」日経BP社刊 より引用)