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西郷南洲の教えに学ぶ

180529

西郷隆盛の残した言葉を集めた「南洲翁遺訓」。その珠玉の思想をわかりやすくひもといた『人生の王道』より稲盛の解説をご紹介します。

【遺訓三二条】の解説より 仕事や人生で高い目標を掲げ、それを実現していくということは、高い石垣をつくりあげていくようなものです。一つ石を積んではまた次の石を積む、というような気の遠くなるような作業が求められるのです。ただ、一人でやれることには限界がありますから、大きな志を実現していくには、多くの人々の力を結集していかなければなりません。そのときに大切になるのが、西郷のいう「正しい道義」なのです。

高邁な志を持って、ひたむきに努力を続ける人の周りには、自然と志を同じくする人が集まってきます。そのようにして末広がりに仲間が増えていくことで、はるかに多くの石が積めるようになります。そうして、やがて当初想像もできなかった偉大な成功を実現することができるのです。
(「人生の王道」日経BP社刊 より引用)