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心。人生を意のままにする力⑥

200309

『心。』(サンマーク出版)から、稲盛の言葉をご紹介いたします。

<稲盛の言葉>
動機が「善」なるものであれば、おのずと物事はうまくいく方向へと導かれ、動機が利己的なものであったり、邪な思いであったなら、どれだけがんばっても事がうまく運ぶことはありません。

ベンチャー企業の創業者のなかには、自らが財産を築きたい、名声を得たいという思いから事業をスタートさせる人も多いでしょう。 しかし、経営をするときの「エンジン」となるものが経営者の私利私欲、功名心や名誉心のみにとどまっていたら、一時はうまくいっても、永続的に会社を発展させつづけることはできません。

動機とは、いわば物事を進めるときの「土台」ともいうべきもので、揺るぎない強固な土台があれば、そこには立派な建物を建てることができる。一方、貧弱な土台にはいくら豪奢な家を建てようとしてもかなわないように、動機が不純なものであれば、何事もうまくいきません。(P66-67に掲載)