Facebookアーカイブ

心。人生を意のままにする力⑦

200323

『心。』(サンマーク出版)から、稲盛の言葉をご紹介いたします。

<稲盛の言葉>
そもそも、「利他」という言葉の意味は実にシンプルです。「他を利する」――すなわち「自分のため」は後まわしにして「他人のため」を優先する。隣人のために何ができるかを考え、自分がなしうるかぎりのやさしい行為をしてあげる。たったそれだけのことで、けっして大仰なことではないのです。

家族をもつ者であれば、まず家族を幸せにするために何かをする。仕事をしていれば、職場の仲間や取引先の人たちのために、できるかぎりのことをしていく。また、自分が住んでいる町や地域が潤うために貢献できることをやってみる。
どんなささやかなことであっても利他の行為であり、そこで芽生えた利他心がさらに大きく花開くことによって、人間にとってもっとも尊く、美しい行為へと広がっていくのです。(P71-72に掲載)