経営

完璧主義の原則

研究開発や製造現場では、わずかなミスが研究の失敗や不良の発生につながります。そのため、曖昧さや妥協を排除し、あらゆる仕事を完璧にすることが求められます。

ところが、間接など事務部門では資料を作成するときなど、「少々の間違いは仕方がない、消しゴムで消せる」と考えている人が多いものです。しかし、投資計画にしろ、採算管理にしろ、基礎となる数字に少しでも誤りがあれば、経営判断を誤ることにもなりかねません。そのため、現業部門では当然ながら、管理部門や営業部門、また特に経理部門においても、完璧主義を貫くことが不可欠です。

「稲盛和夫経営哲学大連報告会(2011年10月23日)」要旨