経営

市場に直結した部門別採算制度の確立

会社経営の原理原則は、売上を最大にして、経費を最小にしていくことです。この原則を全社にわたって実践していくために、社内を小さな組織「アメーバ」に分けて、市場の動きに即座に対応できる部門別採算管理を行います。

  1. 経営の原理原則=「売上最大、経費最小」によって利益を追求する
  2. アメーバを独立採算で運営するため、アメーバ間で売買を発生させる
  3. 全社員が容易に理解できる家計簿のような採算表を作成する

より小さい単位の経営課題が明確になる/会社の隅々まで実態がよく見える/社員の採算意識が高まる

稲盛の発言

私が経営の実体験の中で創り出した「アメーバ経営」は、大きな組織を独立採算で運営する小集団に分けて、その小さな組織にリーダーを任命して、共同経営のようなかたちで会社を経営する。
このような経営手法を用いれば、会社の隅々にまで目が行き届き、きめ細やかな組織運営がおこなえるようになるので、それまで収益性が低迷していた会社でも、想像もつかないほどの高収益企業に変身することができる。

出典:『アメーバ経営』(日本経済新聞新聞社)

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