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9月7日、鹿児島大学において、稲盛記念館の寄附受納式が開催され、稲盛から前田芳實学長へ目録が贈呈された。

稲盛記念館は、稲盛が母校鹿児島大学の教育研究の充実・発展を願い寄附する施設で、学生や職員、さらには市民が日常的に集い、コミュニケーションを図る場として、来年10月の完成が予定されている。施設の一部には、稲盛の歩みや哲学等にふれる、稲盛ライブラリーや京都賞ライブラリーが設けられる計画である。

稲盛は、「大学で素晴らしい先生方に恵まれたこともあり、これまで順調に成長することができました。何事にも一所懸命、一心不乱に努力をすればできないことはないという、大学での教えをもとに頑張って参りました。若い学生が立派な社会人へと成長できるよう、大学関係者の皆さんが教育、指導していただければと思っています」と話した。

前田学長（左）へ目録を手渡す稲盛