稲盛和夫研究
伝記・評伝を読む
稲盛和夫を取り上げた代表的な伝記・評伝をご紹介します。
ある少年の夢 稲盛和夫創業の原点

タイトル | ある少年の夢 稲盛和夫創業の原点 ある少年の夢 -稲盛和夫はいかに人生を切り開いたか-(文庫) |
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著者 | 加藤勝美 |
出版社 | 出版文化社(※初版は現代創造社) 日経BP 日本経済新聞出版(文庫) |
出版年 | 改訂版は2004年(※初版は1979年) 2025年4月1日(文庫) |
体裁 | 四六判 並製 437p 文庫版 481p(文庫) |
定価 |
1,524円(税別) |
ISBN | 9784883382958 9784296207879 |
解説
ジャーナリスト・加藤勝美氏の詳細な取材に基づき、稲盛和夫の半生を描いた初めての伝記。少年時代から40歳代までの稲盛和夫の歩みと京セラの軌跡が克明に記録されている。
二人の初めての出会いは雑誌『経済と文化』(1975年11月号)のインタビュー。1978年10月以降、加藤氏は稲盛の両親や兄利則をはじめとする家族、鹿児島時代の友人に直接会うと共に、京都市山科区にあった京セラ本社の応接間を借りて、京セラ社員への聞き取りを丹念に実施した。取材をした人は90人あまり、取材記録は大学ノート10冊分になったという。
改訂版「あとがき」の中で、加藤氏は「私が取材をした時期は京セラを『稲盛和夫とその一味』という視点でとらえることが可能な最後の時期でもあった」と述べている。
1979年の初版発刊にあたり、稲盛は「年若い読者へ」と題する巻頭の言葉を寄せている。
目次
- 1部 臆病者が溝を飛び越えた
- 泣き虫の章
- 病いと心の章
- 焼跡の章
- 出郷の章
- 松風の章
- 2部 男どもが疾駆する
- 宿命の章
- 流動の章
- 賭けと変身の章
- 戒めの章
- 危機の章
- 狂の章
- 夢の章

思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫

タイトル | 思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫 |
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著者 | 北康利 |
出版社 | 毎日新聞出版(文庫はPHP研究所) |
出版年 | 2019年(文庫は2022年) |
体裁 | 四六判 上製 548p(単行本) 文庫判 665p(文庫) |
定価 | 2,200円(税別)(単行本) 1,500円(税別)(文庫) |
ISBN | 9784620324258(単行本) 9784569902845(文庫) |
解説
作家・北康利氏が本人へのロングインタビューと関係者への周辺取材ならびに膨大な資料考証を元に、稲盛和夫の少年時代から京セラ創業、第二電電進出、JAL再生までを描いた評伝。
2017年10月3日~2018年3月27日まで、110回にわたって毎日新聞に連載。その後、大幅加筆し書籍化したものである。
本書の中で、初公開の資料として稲盛が父畩市に宛てた1958年11月15日付の書簡が紹介されており、松風工業時代の苦悩や活躍とともに、新会社(京セラ)設立に向けての強い決意が記されている。
目次
- 序章 誓いの血判状
- 第一章 勝ちに見放されたガキ大将
- 第二章 ファインセラミックスとの出会い
- 第三章 世界の京セラへ
- 第四章 第二電電への挑戦
- 第五章 奇跡のJAL再生
- 第六章 「利他の心」を永久に


