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「アメーバ経営が持続的な企業成長をもたらす」 稲盛和夫経営哲学広州報告会(2011年9月25日) 「アメーバ経営が持続的な企業成長をもたらす」 稲盛和夫経営哲学広州報告会(2011年9月25日)

アメーバ間の値決め

アメーバ経営の実践において留意すべきもう一つの点として、「アメーバ間の値決め」があります。工程ごとにアメーバ組織ができると、それぞれのアメーバは売買をするので、各アメーバ間で売値を決めなければなりません。しかし、各アメーバは少しでも採算を上げようと必死になっていますから、非常に難しいことです。そこでは、それぞれのアメーバの仕事をよく理解しているリーダーが、そのアメーバにかかる経費や労力を社会的な常識から勘案し、それに見合う売値をつけて、フェアに決めていくことが求められます。

しかし、そのようにアメーバ間の値段を決めても、アメーバ同士の利害が対立し、争いが起こることがあります。このような対立は、自分を守ろうとする「利己」の結果、生まれるものです。アメーバ経営では、会社を小さな組織に区切り、それぞれが独立採算で経営しているため、自部門の利益をできるだけ多く出そうとする意識が強くなりやすいのです。しかし本来、各部門は自分たちの部門を守り、発展させることに懸命に努めるとともに、会社トータルとしての利益を最大にするために全力を尽くさなければなりません。つまり、個と全体との調和が大切なのです。

「稲盛和夫経営哲学広州報告会(2011年9月25日)」要旨

人は何のために生きるのか
なぜ経営に哲学が必要なのか
人と企業を成長発展に導くもの
西郷南洲に学ぶリーダーのあるべき姿
『稲盛和夫の実学』をひもとく
アメーバ経営が持続的な企業成長をもたらす