謙虚にして驕らず

遺訓の26番目には「己れを愛するは善からぬことの第一也」、つまり、自分を愛することはよくないことの筆頭だと述べています。「自分が一生懸命がんばって、また自分の才覚によって、会社を発展させ、上場させた。全ては自分の才覚のたまものだ。だから、高い報酬はすべて受けて当然だ」と、経営者が自分を誇るようになってしまうから、会社がダメになっていくのです。
私は自分自身を戒め、「謙虚にして驕らず」という言葉を座右の銘として、いくら京セラが発展しても、今日まで営々と仕事に励んできました。
「盛和塾 関東地区塾長例会(2007年12月11日)」要旨