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「西郷南洲に学ぶリーダーのあるべき姿」関東地区塾長例会(2007年12月11日)  「西郷南洲に学ぶリーダーのあるべき姿」関東地区塾長例会(2007年12月11日) 

講演での稲盛の発言

稲盛が講演で述べた言葉を、一部ご紹介いたします。

集団のトップに立つ者は天道を踏み行うものであって、少しでも自分を大切にする思いを差しはさんではなりません。

営々と努力を継続していくことによって、凡人は非凡な人へと変わっていくのです。元々は才能のかけらも感じられなかったような人が、30年、ひとつのことに没頭することで、非凡な人へと生まれ変わる。名人、達人といわれる人は、ひとつのことに何十年も没頭し、自分を磨いてきた人たちです。

一流大学を出た優秀な人が、必ずしも大成するわけではありません。長い期間にわたって継続してきた、その努力の蓄積こそが人を成長させるのです。ですから、苦楽を共にしてきた人を大事にしなければなりません。それが会社の基礎をつくるのです。基礎を蔑ろにして、立派な会社をつくることはできません。

会社がうまくいけば、多くの経営者はすぐに有頂天になります。自分の力で成功したのだと驕るようになり、やがて没落していきます。成功を遂げたあとこそ「謙虚にして驕らず」ということが大切になるのです。

企業経営者でも政治家でも官僚でも、偉くなればなるほど、率先して自己犠牲を払うべきなのです。自分のことはさておき、自分が最も損を引き受けるというような勇気がなければ、人の上に立ってはならないのです。いや、上に立つ資格そのものがないといえます。自己犠牲を払う勇気のない人が上に立てば、その下に住む人たちは不幸になります。

人間にはみんな欲望があります。欲望があるけれども、それをできるかぎり抑えて、公平無私な人でありたいと思う。リーダーになったのだから、自分のことを考えるよりは、まず社員たちのことを先に考えようと思う。それは、自分のお腹が空いていても、まずは子供たちに食べさせようとする母親の姿と同じです。そういうものが「無私の心」なのです。

「関東地区塾長例会(2007年12月11日)」より

人は何のために生きるのか
なぜ経営に哲学が必要なのか
人と企業を成長発展に導くもの
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