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「人は何のために生きるのか」愛媛市民フォーラム(2014年8月6日) 「人は何のために生きるのか」愛媛市民フォーラム(2014年8月6日)

因果の法則に従うことで好転した私の人生

自然というものは、我々が生きていく中で試練を与えます。それは時には災難であったり、時には幸運であったりします。試練に出会った時にどう対応するかによって、その後の人生が決まります。私は、どのような災難に遭おうとも、それを試練として受け止め、ただ前向きに、ひらすら明るく努力を続けていく生き方をしていこうと思ってきました。

考えてみれば、大学を卒業し、松風工業で研究に没頭するまでの私の人生は災難続きでした。旧制中学を2回もすべり、死ぬような結核にかかり、希望した大学にも受からず、一流会社の就職試験にも採用されず、やっと入ったところもボロ会社で、今にも潰れそうな会社です。このような降りかかる災難を恨み、妬み、愚痴と不平をこぼしていた私が、それらを振り払うようにファインセラミックスの研究に没頭し始めてから、みんなが喜んでくれるようなすばらしい研究の成果が出るようになりました。このときから、私の運命は好転し始めていきました。そして、その後創業した京セラやKDDIは、順調に成長発展していきました。

因果の法則に従って生きてきた人生が、そのようなものをつくりあげてきたのだと私は固く信じています。

「人は何のために生きるのか」愛媛市民フォーラム(2014年8月6日)要旨

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