ニュースリリース
2018年
2018年08月06日
2018年08月06日
ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。
京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫)は、接続時の不具合を防止する誤嵌合(ごかんごう)防止機構を採用した高耐熱・高速伝送対応の0.5mmピッチのFPC/FFC(フレキシブルプリント基板/フレキシブルフラットケーブル)用コネクタ「6892シリーズ」を開発し、本日より発売しますので、お知らせいたします。
近年、先進運転支援システム(ADAS)やコネクテッドカーなど、自動車のエレクトロニクス化に伴い、車載機器のさらなる高性能化が進んでいます。 そのため、車載インフォテインメント(IVI)や車載カメラ、レーダー等に搭載されるコネクタは、振動や高温などの厳しい条件下での動作だけでなく、高速伝送対応へのニーズが高まっています。
このような背景から本製品は、-40℃から+125℃までの広範な温度範囲対応に加え、最大3.75Gbps伝送可能な高速インターフェース規格「V-by-One®HS」および「CalDriCon®」※1に準拠する高速伝送を実現しました。 アクチュエータ(開閉部)に嵌合状態が確認できる窓の設置に加え、FPC/FFCの挿入が正しくないとアクチュエータが閉まらない「誤嵌合防止機構」を採用しました。これらにより、目視または自動光学検査装置(AOI※2)のどちらでも嵌合不具合の判別が容易になり、不良品の市場流出防止に貢献します。
当社は、市場ニーズに対応した高耐熱 · 高速伝送のFPC/FFCコネクタのラインアップ拡充により、自動車産業の進歩発展に貢献して参ります。
■「6892シリーズ」の主な特長
1. 誤嵌合防止機構の採用により、不良品の市場流出を防止
アクチュエータの両端に嵌合状態が確認できる窓を設置。 さらに、FPC/FFCが正しく挿入されていない場合、アクチュエータがロックされない構造とすることで、目視またはAOIで嵌合不具合の判別が容易になりました。
①アクチュエータの両端に設けた窓から、嵌合状態を確認。
〈目視の場合〉
〈AOIの場合〉
②正しく挿入されていない場合、アクチュエータでロックができない。
〈目視の場合〉
〈AOIの場合〉
2. 自動組立ラインに対応し、作業効率化に貢献
ロボットによる自動挿入に適したアクチュエータの操作性を実現し、製造工程における作業効率化に貢献します。
3. 高いFPC/FFC保持力を実現
嵌合時、インシュレータの突起部分がアクチュエータの窓に入り込む構造になっており、ロックした状態でFPC/FFCを無理に引き抜こうとした場合でもロック部が壊れにくい構造になっています。
4. -40℃から+125℃までの広範な温度範囲に対応
-40℃から+125℃まで、車載機器に求められる高温 · 耐熱仕様に対応しました。
民生機器用途など、+105℃仕様の汎用タイプもご用意しています。
5. 「V-by-One®HS」/「CalDriCon®」に対応※1
最大3.75Gbps伝送可能な高速インターフェース規格「V-by-One®HS」および、 「CalDriCon®」に準拠する高速伝送を実現しました。
6. 「グランド付きシールドFFC」にも対応
ノイズの影響を抑止し、インピーダンス · マッチングによる高周波特性を向上する「グランド付きシールドFFC」にも対応しています。
■製品仕様
※1:「V-by-One」、「CalDriCon」は、ザインエレクトロニクス株式会社の登録商標です。
※2: AOI= Automated Optical Inspection
製品名 | FPC/FFCコネクタ「6892シリーズ」 |
---|---|
サンプル価格 | 100円 (50極品) |
発売日 | 2018年8月6日 |
用途 | 車載機器を中心に、OA機器、産業機器、家電など |
売上目標 | 初年度:1,100万個 |
近年、先進運転支援システム(ADAS)やコネクテッドカーなど、自動車のエレクトロニクス化に伴い、車載機器のさらなる高性能化が進んでいます。 そのため、車載インフォテインメント(IVI)や車載カメラ、レーダー等に搭載されるコネクタは、振動や高温などの厳しい条件下での動作だけでなく、高速伝送対応へのニーズが高まっています。
このような背景から本製品は、-40℃から+125℃までの広範な温度範囲対応に加え、最大3.75Gbps伝送可能な高速インターフェース規格「V-by-One®HS」および「CalDriCon®」※1に準拠する高速伝送を実現しました。 アクチュエータ(開閉部)に嵌合状態が確認できる窓の設置に加え、FPC/FFCの挿入が正しくないとアクチュエータが閉まらない「誤嵌合防止機構」を採用しました。これらにより、目視または自動光学検査装置(AOI※2)のどちらでも嵌合不具合の判別が容易になり、不良品の市場流出防止に貢献します。
当社は、市場ニーズに対応した高耐熱 · 高速伝送のFPC/FFCコネクタのラインアップ拡充により、自動車産業の進歩発展に貢献して参ります。
■「6892シリーズ」の主な特長
1. 誤嵌合防止機構の採用により、不良品の市場流出を防止
アクチュエータの両端に嵌合状態が確認できる窓を設置。 さらに、FPC/FFCが正しく挿入されていない場合、アクチュエータがロックされない構造とすることで、目視またはAOIで嵌合不具合の判別が容易になりました。
①アクチュエータの両端に設けた窓から、嵌合状態を確認。
〈目視の場合〉
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〈AOIの場合〉
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②正しく挿入されていない場合、アクチュエータでロックができない。
〈目視の場合〉
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〈AOIの場合〉
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2. 自動組立ラインに対応し、作業効率化に貢献
ロボットによる自動挿入に適したアクチュエータの操作性を実現し、製造工程における作業効率化に貢献します。
3. 高いFPC/FFC保持力を実現
嵌合時、インシュレータの突起部分がアクチュエータの窓に入り込む構造になっており、ロックした状態でFPC/FFCを無理に引き抜こうとした場合でもロック部が壊れにくい構造になっています。
4. -40℃から+125℃までの広範な温度範囲に対応
-40℃から+125℃まで、車載機器に求められる高温 · 耐熱仕様に対応しました。
民生機器用途など、+105℃仕様の汎用タイプもご用意しています。
5. 「V-by-One®HS」/「CalDriCon®」に対応※1
最大3.75Gbps伝送可能な高速インターフェース規格「V-by-One®HS」および、 「CalDriCon®」に準拠する高速伝送を実現しました。
6. 「グランド付きシールドFFC」にも対応
ノイズの影響を抑止し、インピーダンス · マッチングによる高周波特性を向上する「グランド付きシールドFFC」にも対応しています。
■製品仕様
対応極数 | 30~68極 | 使用温度範囲 | -40℃~+125℃(高耐熱タイプ) -40℃~+105℃(汎用タイプ) |
極間隔 | 0.5mm | ||
基板上高さ | 2.2±0.15mm | 定格電流 | DC 0.5A/Contact |
実装部奥行き | 6.3mm | 定格電圧 | DC 50V/Contact |
ロック方式 | フリップロック | 耐電圧 | AC 200Vrms/min. |
接点位置 | 下接点 | 材料 | 銅合金/耐熱樹脂 |
適応FPC/FFC厚 | 信号部:0.3±0.05mm 金具部:0.5±0.05mm |
RoHS指令 ハロゲンフリー |
対応 |
※2: AOI= Automated Optical Inspection
ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
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