ニュースリリース

2019年

2019年11月06日

業界最高クラスの低位相ノイズ特性を実現

小型温度補償型水晶発振器(TCXO)を開発

スマートフォンやネットワーク機器の通信品質向上に貢献

2019年11月06日 NEW

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫)は、業界最高クラスの低位相ノイズ特性を実現した小型温度補償型水晶発振器(TCXO)「KT1612シリーズ」、「KT2016シリーズ」を開発しました。本日より本格的に市場投入を進め、2020年3月より量産を開始しますので、お知らせいたします。
※2019年10月末現在。当社調べ

写真:KT1612シリーズ(左) / KT2016シリーズ(右)
KT1612シリーズ(左) / KT2016シリーズ(右)

製品名 小型温度補償型水晶発振器(TCXO)
形式 KT1612シリーズ KT2016シリーズ
サイズ 1.65×1.25×0.55mm 2.0×1.6×0.8mm
用途 スマートフォン、ネットワーク機器など
生産拠点 山形東根工場
量産開始 2020年3月(予定)

現在、第5世代移動通信システム(5G)やWi-Fi® 6(IEEE802.11ax)など、通信の高速化やデータの大容量化に対応するため、1波長の1区間に複数の信号を送る多値変調方式への移行が進んでいます。この方式は、わずかなノイズや揺らぎにより、データエラーが発生するため、より特性劣化が少なく、周波数を安定して出力可能な小型のTCXOが求められています。TCXOは、位相ノイズ(デバイスの固有なノイズによる振幅と位相の揺らぎ)と、位相ジッタ(波形に生じる時間軸のずれと揺らぎ)の2つの性能指標があり、これらの数値を低減することが重要となります。

このたび、当社が開発した小型TCXOは、業界最高クラスの-168dBc/Hz@100kHz offsetの低位相ノイズ特性を実現しました。加えて、位相ジッタは、68fs @12kHz to 5MHzと良好な値となっており、通信品質の向上に寄与します。これらは、山形東根工場にて育成した高品質(高Q値)の人工水晶を使用し、超高精度加工技術(プラズマCVM技術)により最適化した水晶振動子と、ノイズを抑制した発振回路を組み合わせることにより実現したものです。
当社は、今後も低位相ノイズ特性を持つ製品ラインアップ拡充と、日々進化するスマートフォンやネットワーク機器に応える新製品の開発を進め、通信品質の向上に貢献してまいります。

■ 仕様・温度特性
形式KT1612KT2016
サイズ1.65×1.25×0.55mm2.0×1.6×0.8mm
動作温度範囲-30~+85℃-30~+85℃

■ 電気的特性
出力周波数範囲26MHz~52MHz
周波数温度特性±0.5×10-6
周波数経時変化±1.0×10-6/年 25℃(Max.)
電源電圧1.68~3.63V
出力電圧(最大負荷時)0.8Vp-p(Min.)
消費電流2.5mA (Max.) / 26MHz

<位相ノイズ特性データ例> 条件:公称周波数 26MHz、温度 +25℃
グラフ:位相ノイズ特性データ

・「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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