電子部品

特集 フローティングコネクタ

Floating

概要:フローティングコネクタとは

フローティング (Floating) とは、浮かぶという意味です。フローティングコネクタは、右図の緑に色付けした部分のインシュレータが、浮かんでいるような構造をしています。
一般的なリジッド(可動域を持たない)コネクタは基板への搭載位置がずれると嵌合ができませんが、フローティングコネクタはその位置がずれていても、ずれている位置までインシュレータ(緑部分)が可動し、正常の位置にて嵌合することが可能です。そのため、基板にコネクタを実装する際に生じるズレや基板と筐体間の取り付けズレを吸収することができます。

使用するメリット

フローティングコネクタを使用すると、
① 同一基板上でコネクタを複数個使用することが可能です。
②レイアウト・回路設計の自由度が向上します。
③はんだ接合部へのストレスを軽減し、はんだクラックを抑制します。
京セラのフローティングコネクタは最大F/P※1=200%の可動を可能とし、高い接触信頼性でお客様の設計時のお悩みを解決します。
※1F/P・・・F= Floating(フローティング量)/P=Pitch(ピッチ)

フローティングコネクタの構造

側面から(Y方向に可動)              上面から(X、Y方向へ斜めに可動)

FloatingFloatingFloatingFloatingFloating

コネクタの断面(青枠内)を表しています。


コンタクトのばね部が伸び縮みし、緑のインシュレータの可動部が追従します。X、Y方向またθ方向にも可動します。

製品ラインアップ:京セラのフローティングコネクタ

Floating

5655

嵌合状態でXY方向に最大±0.5mm可動する、0.5mmピッチのフローティングコネクタです。(F/P※1=100%)基板間高さは、4.0mmを最低背とし、7.0mmまでの高さバリエーションを揃えています。高速伝送規格MIPI D-PHY(2.5Gbps)に準拠してます。2点接点構造による高い接触信頼性と、挿抜時の破損リスクを抑制する金具形状により高い堅牢性を実現しました。+125℃までの耐熱性を有するため、車載機器が求める厳しい高温環境にも対応が可能です。
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5656

嵌合状態でXY方向に最大±1.0mm※2可動する、0.5mmピッチ、基板間高さ17.0mm(ST-ST)のフローティングコネクタです。(F/P※1=200%)接続形態は組み合わせにより、基板を平行に接続するタイプ、垂直に接続するタイプの2種ご用意しています。+125℃までの耐熱性を有するため、車載機器が求める厳しい高温環境にも対応が可能です。また、大電流向け電源供給用端子タイプや、信号コネクタと電源供給用コネクタを別々に実装することなくお使いいただける複合タイプもご用意し、幅広いニーズに対応します。
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5689

嵌合状態でXY方向に±0.5mm可動する、0.635mmピッチ、基板間高さ8.0mmのフローティングコネクタです。(F/P※1=79%)リセプタクルコネクタは低背ながら側壁を設けているため、実装時に飛散するフラックスなどの異物が付着しにくい設計です。また、プラグコネクタは裏面に絶縁の底壁を設けてパターン禁止領域を少なくしたことで、底面もパターンとして使用でき、高密度実装に適した構造です。
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5690

嵌合状態でXY方向に±0.5mm可動する、0.635mmピッチ、基板間高さ11.75/12.75mm(ST-ST)のフローティングコネクタです。(F/P※1=79%)接続形態は組み合わせにより、基板を平行に接続するタイプ、垂直に接続するタイプの2種ご用意しています。 また、125℃までの高耐熱対応で、車載機器などに適しています。また、コンタクト形状に、異物を排除(ワイピング効果)する機構を施し、高い接触信頼性を実現しています。
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※1F/P・・・F= Floating(フローティング量)/P=Pitch(ピッチ)
※2X, Y : ±1.0 (X2+Y2=12)

映像で見る:フローティングコネクタ【5655シリーズ】

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