KYOCERA SOCIAL ALBUM

ソフトクリームの思い出 ~大人になったガキ大将~

2020/08/07

2012年残暑の頃。札幌で行われた盛和塾の勉強会翌日に、稲盛は塾生たちと半日ほどの観光に出掛けました。
 
小さな市場でソフトクリームの看板を見つけた稲盛は、近くにいた数名の女性塾生に「ごちそうするからソフトクリームを食べんか?」と持ち掛けました。歓声を上げて喜ぶ彼女たち。それに気付いた男性塾生たちが「いいなあ」と口々に言い出し、結局、「食べたいやつみんな来い!」という稲盛の一言で、20数名全員がぞろぞろとソフトクリーム売り場へついて行きました。
 
盛和塾生は経営者であり、平均年齢は40歳を超えているという、いわゆる「いい大人」。その大人たちが目を輝かせ、わくわくしながらソフトクリームを待っている。稲盛は、一人ずつにソフトクリームを手渡し、「みんなに回ったか」「みんな持っているか」と確認した後、全員分の代金を支払い、最後の1本である自分の分を受け取りました。
店の横にあるテーブルについて、さあ食べようというときにお店の方からサインを求められ、それにも快く応じた稲盛。ようやく念願のソフトクリームを口にしたときには、少しやわらかくなっていましたが、おいしそうに頬張っていました。
 
小学生の頃の稲盛はガキ大将であり、時に身銭を切ってあめ玉を買い、自分は食べなくても子分に分け与えることもあったといいます。当時は子分に見放されないための心配りでもあったようですが、仲間を心から思いやるガキ大将のリーダーシップは、80歳になっても健在でした。
会社では経営者として常に気を張っている盛和塾生が、無邪気にソフトクリームに目を輝かせられるのも、全幅の信頼を寄せる優しい「ガキ大将」を前にして、自然と童心に戻っていたからかもしれません。
(*盛和塾:経営者が稲盛から経営哲学を学ぶ会。1983年に始まり2019年に閉塾)
 
写真:市場にてソフトクリームを注文する稲盛と塾生たち
 
このような稲盛のエピソードや、思想、経営手法については、「稲盛ライブラリー公式Facebook」でも紹介しています。ぜひご覧ください(^^)/
 
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