京セラファインセラミック館は、京セラ株式会社が取り組む文化事業の一環として、1998年10月に本社ビル2階に開館致しました。ファインセラミックスを学ぶ学生や研究者の方はもとより、広く一般の方々に理解を深めていただきたいと願い、京セラファインセラミック館では、当社創業以来のファインセラミック技術の発展過程を公開しております。
ファインセラミックスの基礎知識
「焼き物」と、「ファインセラミックス」の違いをご存じですか?このコーナーでは、 材料、加工技術など、ファインセラミックスについての基本をご紹介しています。また、縄文時代の土器から、現在に受け継がれている各種の焼き物を経て、ファインセラミックスの出現までの歴史を振り返る展示もご覧いただけます。
ファインセラミックスの技術変遷
京セラが開発してきた数多くの製品を、昭和34 年の創業当時から年代を追って展示しています。ファインセラミック技術の変遷を、実際の製品とそれが使用された完成機器、時代背景を物語る年表などと併せて解説します。
ファインセラミックスの特性
高硬度や剛性、また圧電性や耐熱性などさまざまなファイセラミックスの特性を実験VTRで視聴いただけるとともに、動作モデルでも体感いただけるコーナーを設けています。
極限の世界で活躍するファインセラミックス
小惑星探査機「はやぶさ」のリチウムイオン電池端子に採用された製品や約11,000mの深海で地震観測現場を支える耐圧容器など宇宙 や深海など極限の世界で活躍するファインセラミック製品を展示しています。
半導体産業とセラミックパッケージの歴史
半導体産業の発展を支え続けてきた京セラのセラミックパッケージ製品の開発の変遷を半導体産業や京セラのトピックスとともに、幅5mの大型パネルでご覧いただけます。