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業績ハイライト

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  • FY:3月31日に終了する会計年度

連結決算レビュー

2024年3月期 連結会計年度(FY24)の業績概況 <前年との比較>

FY24において、世界経済は各国の金融政策や地政学的リスクの高まりにより成長鈍化が見られたものの、底堅く推移しました。当社の主要市場である自動車関連市場は受注状況が改善した一方で、半導体関連や情報通信関連市場は依然として在庫調整などの影響があり、回復には至りませんでした。

FY24の売上高は、ソリューションセグメントが増収となったものの、コアコンポーネント及び電子部品セグメントにおいては主要製品の受注減少の影響を受けたことを主因に、前連結会計年度(FY23)に比べ、1.0%減少しました。

利益は、将来的な生産拡大に向けた積極的な設備投資を継続している一方で、受注減少に伴う生産設備の稼働率低下や、人件費等の増加を主因に減少しました。これにより、FY23に比べ、営業利益は27.7%減少、税引前利益は22.7%減少、親会社の所有者に帰属する当期利益は21.0%減少しました。

売上高

営業利益

税引前利益

親会社の所有者に帰属する当期利益

連結業績予想

2025年3月期(FY25)の業績予想

<2024年4月26日公表>

FY25においては、当社の主要市場である半導体関連や情報通信関連市場における在庫調整の継続が予想されますが、FY25の下期以降に回復するものと見込んでいます。

コアコンポーネント及び電子部品セグメントにおいては、積極的な設備投資を継続することで、半導体関連や情報通信関連市場向け部品を中心に生産体制を拡充し、事業拡大を図ります。ソリューションセグメントにおいても、新製品、新サービス及び新事業の積極的な展開を行います。当社は上記の取り組みに加え、低収益・低成長事業の構造改革を継続して進めることで、収益性向上を目指します。

売上高

営業利益

税引前利益

親会社の所有者に帰属する当期利益