京セラ株式会社(以下、「京セラ(株)」)は、平成20年1月21日、会社分割によって三洋電機株式会社(以下、「三洋電機(株)」)の携帯電話事業等を承継する旨の最終契約を締結し、本年4月1日、同事業の承継を完了しましたのでお知らせいたします。本件に関する詳細内容は次の通りです。
- 1. 事業承継の目的
- 2. 新体制
- 3. 今後の製品ブランド
- 4. 京セラがサポートするSANYOブランドの携帯端末
1. 事業承継の目的
当社は携帯端末、PHS、無線通信システム等の通信機器関連事業を主力事業の一つと位置付け、同事業の高収益体質の確立を目指しています。数多くの競合他社が存在する同業界において、熾烈な競争を勝ち抜いていくために、三洋電機(株)の携帯電話事業等の部門が有する国内及び北米での強固な顧客基盤を取り込み、規模の拡大を図ると共に、同社がこれまで培ってきた優れた開発力、設計技術等を当社の有する経営資源と融合させることにより、お客様のニーズにお応えし、より一層ご満足いただける魅力ある商品開発が可能となります。そして、当社独自のアメーバ経営システムを導入することにより、コスト競争力をさらに高め、経営体質の強化を図っていくことができると考えています。
2. 新体制
- 1)国内部門について
- 三洋電機(株)パーソナルモバイルグループテレコムカンパニーの部門および当該の知財や研究開発部門については、京セラ(株)の通信機器関連事業部門へ統合いたします。これに伴い、次の拠点が新たに加わります。
京セラ(株) 大阪大東事業所/岐阜事業所 - 2)海外部門について
海外の販売拠点であった米国のSANYO North America Corporationのテレコム部門は、当社の北米統括会社であるKYOCERA International, Inc.(以下、「KII」) 100%子会社のKYOCERA SANYO Telecom, Inc.(以下、「KSTI」)となります。またSANYO Canada Inc.のテレコム部門は、KSTIのカナダ支店となります。なお、KIIは、京セラ(株)100%子会社です。
マレーシアの製造会社であったSANYO PT (M) Sdn. Bhd.は、京セラ(株)100%子会社のKYOCERA Telecom Equipment (Malaysia) Sdn. Bhd.となります。
3. 今後の製品ブランド
携帯端末におけるSANYOブランドは、国内外の数多くのお客様よりご愛顧頂いており、また通信事業者からも高く評価されているため、当面は国内外ともSANYOブランドを引き続き使用し、KYOCERAブランドとSANYOブランドの2ブランドを併用して展開してまいります。
4. 京セラがサポートするSANYOブランドの携帯端末
2008年4月1日以降、新たに発売するSANYOブランドの携帯端末は、京セラ(株)製となります。
また、これまでのSANYOブランドの携帯端末につきましても、三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社(旧·鳥取三洋電機株式会社)製の携帯端末を除いて、京セラ(株)が継続してサポートしてまいります。
尚、京セラ(株)のサポート対象とならない、三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社(旧·鳥取三洋電機株式会社)製の主な携帯端末は、下記の通りです。これらの機種は三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社がサポートしてまいります。
■京セラのサポート対象とならないSANYOブランドの主な携帯端末
WIN: | W62SA, INFOBAR 2, W53SA, W42SA |
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1X: | ジュニアケータイA5525SA, Sweets cute, ジュニアケータイA5520SAII, ジュニアケータイA5520SA, Sweets pure, A5518SA, A5514SA, Sweets, talby, A5507SA, A5405SA, INFOBAR, A5306ST, A1014ST, A1011ST |
- ※ “SANYO”は、三洋電機(株)の登録商標です。
- ※ 携帯電話端末事業のほかに、PHS端末事業なども三洋電機(株)から受け継ぎます。