現在、人体への影響や環境汚染防止の視点から化学物質の管理や使用制限に関する規制が欧州(RoHS指令※1やREACH規則※2など)をはじめ世界各国で強化されており、より地球環境に配慮した製品づくりが求められています。そのような中、欧州RoHS指令では、カドミウム、鉛、水銀、六価クロム等の現行6物質に加え、2019年7月よりフタル酸エステル類の4物質が制限物質に追加されました。また、これらフタル酸エステル類4物質は、2020年以降REACH規則においても制限されることが決まっております。それらの対応として、京セラグループでは全社的な対応方針の策定や環境法令に関する情報の共有化をはかることを目的として、「製品環境品質会議」を定期的に開催しています。加えて、各製造部門では、購入品の含有化学物質情報の入手を行うとともに、工程での化学物質の管理を徹底し、製品環境規制への対応を行っています。
※1 電気電子機器に含まれる特定含有物質の使用制限
※2 化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規則
|