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西郷南洲の教えに学ぶ

稲盛は、西郷隆盛を敬愛してやまず、「南洲翁遺訓」を座右に置いて何度も読み返し、「南洲翁遺訓」をひもといた『人生の王道』という本まで出版しています。
今年は、明治維新150周年、西郷生誕190周年の記念すべき年ですので、この本の中から、稲盛の解説を抜粋してご紹介します。
【遺訓一条】の解説より
トップに立つ人間には、いささかの私心も許されないのです。基本的に個人という立場はあり得ないのです。トップの私心が露わになったとき、組織はダメになってしまうのです。
常に会社に思いを馳せることができるような人、いわば自己犠牲を厭わないでできるような人でなければ、トップになってはならないということを、西郷の教えにより、私は確信するようになりましたし、その後は一切迷うことなく、自分の人生のすべてを経営にかけることができました。
(「人生の王道」日経BP社刊 より引用)