Facebookアーカイブ

西郷南洲の教えに学ぶ

180629

西郷隆盛の残した言葉を集めた「南洲翁遺訓」。その珠玉の思想をわかりやすくひもといた『人生の王道』より稲盛の解説をご紹介します。

【遺訓四条】の解説より 「万民の上に位する者」とは、政治のトップに立つ人間という意味です。これを経営にあてはめて考えるなら、「社長として人の上に立ち、社員たちを治めていく者」と解釈してもいいと思います。

つまり、「社員の上に立つ社長は、いつも自分の心を慎み、身の行いを正しくし、驕りや贅沢を戒め、無駄を省き、つつましくすることに努め、仕事に励んで人々の手本となり、社員たちがその仕事ぶりや生活を気の毒に思うくらいにならなければ、その命令は行われにくいものである」と解釈すればよいのではないかと思います。
(「人生の王道」日経BP社刊 より引用)