「経営者が社員の幸福を考えずに利益だけを追求しても、社員が心から協力してくれるはずはない。しかし、経営者が社員のことを何より大切に思い、全社員がやりがいと誇りを持って生き生きと働けるようにすれば、結果として実績もあがり、株主にもより多く報いることができるはずである」
『稲盛和夫の実践アメーバ経営』より 稲盛は著書の中で、日本航空の再建時に「経営の目的」を「全従業員の物心両面の幸福を追求すること」と定めたことを振り返り、こう述べています。アメーバ経営の根底には、社員の幸福を目的とした経営理念が不可欠なのです。