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経営方針発表会

京セラグループでは毎年1月に、会社トップが従業員に向けて、経営方針発表会を行っています。
この経営方針発表会は、稲盛が社長に就任した翌年の1967年1月16日に初めて行われました。発表会では、業界の展望や各部門の指針を参加した社員に熱を込めて語りかけました。そして、1967 年を「中堅企業へスタートする年」と位置づけることを宣言し、中小企業から中堅企業へ飛躍する道を明確に示しました。
そのように始まった経営方針発表会は、その後も毎年続き、京セラのその年の大方針が示される場となりました。取り巻く経済環境の中で、いかにして会社を成長させることができるか、その成長戦略を指し示す経営方針発表会は、その後、京セラが発展を遂げていく上で重要な指針を示す場となりました。また、発表にあたって、稲盛は例年、前年の暮れから正月にかけてホテルにこもって1年の構想を練ることを常としていました。
写真は、1982年の経営方針発表会後のコンパでの稲盛です。経営方針発表会後には、決起コンパを行うのが通例となっていますが、写真から稲盛が従業員にどのように自身の思いを訴えていたか、当時の様子を伺い知ることができます。