Facebookアーカイブ

アメーバ経営~ひとりひとりの社員が主役~「値決め」が経営の死命を制する

190411

値段を安くすれば、注文はいくらでも取れるが、それは、営業として決して誉められたことではない。営業の使命とは、「この値段なら結構です」とお客さんが喜んで買ってくれる最高の値段を見抜くことである。これより安ければ、いくらでも注文が取れる。これより高ければ注文が逃げてしまう。そのぎりぎりの一点を射止めなければならない。

売値が安すぎれば、いくら経費を削減しても採算はあがらない。高すぎれば、売れ残り、在庫の山を抱えてしまう。それゆえ、リーダーは営業の集めてくる情報をとことん調べつくし、市場や競合相手の動向を的確に把握したうえで、自分たちの製品の価値を正しく認識して値決めをおこなうべきである。値決めとは、経営の死命を制する問題であり、リーダーが全神経を集中しておこなわなければならないものである。
(『アメーバ経営~ひとりひとりの社員が主役~』より)