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稲盛ライブラリーこの逸品-「考えよ」のプレート

「THINK(考えよ)」は、IBM社のモットーとなっている言葉です。創業者トーマス・ワトソンが、仕事に取り組む際、十分に考え尽くすことを全社員に求めて提唱したことでIBMの社内文化として浸透していきました。その象徴としてつくられた卓上プレートが人気を博し、やがてそれが社外にも広まっていきました。
京セラでは、社長時代の稲盛の机には必ずこのプレートが置かれていました。稲盛も「常に創造的であれ」と語り続け、自分を含めた従業員たちにかくあるべしと求めてきました。どんな仕事でも、どんな立場であっても、各々が「考える」習慣をつくること、それこそが、会社発展に欠かせない大切な要素であると稲盛は確信していたのです。「今日よりは明日、明日よりは明後日と、日々創意工夫と改良改善を積み上げていくことが、創造的な仕事につながる」の言葉が示すように、一人ひとりが「これでいいのか」と考え尽くしてきたことで、京セラは止まることのない成長発展を実現してきたのです。
写真:本プレートはライブラリー3Fにて展示中