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講演シリーズ「『稲盛和夫の実学』をひもとく―原理原則に則り、物事の本質を追究する―」

191105

稲盛和夫オフィシャルウェブサイトのコンテンツ「稲盛和夫 講演シリーズ」から、本日は、中国広州での稲盛の講演「アメーバ経営が持続的な企業成長をもたらす」をご紹介します。
アメーバ経営は、稲盛が会社を経営していく中で、実体験から編み出した管理会計システムであり、京セラ、KDDIの発展や日本航空の再建にも大きな力となりました。

稲盛は講演で、アメーバ経営の3つの目的について「マーケット(市場)に直結した部門別採算制度の確立」「経営者意識を持つ人材の育成」「経営哲学をベースとした全員参加経営の実現」であると述べています。

そして、そのアメーバ組織の作り方で大切なことは、「部門の収入と経費がはっきりし、独立採算が可能な単位であること」「事業として完結できる状態に細分化すること」「会社全体としての本来の目的を遂行できること」としています。

小さな組織に分け独立採算とすると、自部門を守ろうと争いが起こることがあるため、アメーバのリーダーは個と全体の調和がとれる人であること。そして、そのようなリーダーは社内で確固たる「哲学(フィロソフィ)」を共有することにより、利己の思いを払拭し、自分自身を律し、アメーバを正常に機能させなければならないと結んでいます。

■稲盛和夫オフィシャルサイト内該当ページ
https://www.kyocera.co.jp/inamori/archive/lectures/amoeba.html