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経営12カ条シリーズ 第1条「事業の目的、意義を明確にする」

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本日は、経営12カ条の第1条、「事業の目的、意義を明確にする」に関して、稲盛が2012年12月、盛和塾西日本忘年塾長例会で盛和塾生に向けた講話の要点です。

・従業員に懸命に働いてもらおうとするならば、そこには「大義名分」がなければならない。「自分はこの崇高な目的のために働くのだ」という大義名分がなければ、人間というものは心から一生懸命にはなれない。

・公明正大な事業の目的や意義があってこそ、従業員の心からの共感を勝ち取ることができ、全面的な協力を得ることができる。また、経営者自身も堂々と胸を張り、経営に全力投球ができるようになる。

・経営者というものは全社員が共有でき、モチベーションを高めることができる、公明正大で大義名分のある立派な会社の目的、意義を確立することで、組織を大いに活性化できる人でなければならない。

・人を愛し、従業員を愛し、みんなが幸せになってほしいと願うことは、どんな大義名分よりも立派な大義名分である。どんなミッションよりもすばらしく、公明正大なミッションである。
書籍『稲盛和夫経営講演選集 第6巻 企業経営の要諦』より